LINE、不正転売を防ぐ電子チケットサービス「LINE TICKET」を今秋スタート
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

LINEが6月28日に開催した「LINE CONFERENCE 2018」で新たな電子チケットサービス「LINE TICKET」を2018年秋にスタートすると発表した。
イベントとユーザーの関係をリデザインする「LINE TICKET」
主にアーティストライブにおいてチケットを転売目的で購入し高額かつ不正に転売することが大きな問題になっている。ファンは行きたいライブのチケットが購入できず、高額転売によってチケットが完売したにも関わらずライブ会場には空席が出ることもあるためアーティストにも損失がある。こういった不正転売および高額転売を防ぐ動きは過去に何度もあったが実現にはいたってない。
LINEは不正転売や高額転売を解決するために電子チケットの導入が不可欠と説明し、ファンとアーティスト、イベントとユーザーの関係をリデザインする電子チケットサービス「LINE TICKET」を発表した。
「LINE TICKET」はLINEアプリ上で展開されるサービスで公式アカウントを友だちに登録しライブを検索。行きたいライブが見つかったらLINE Payやクレジットカード、コンビニなどで支払いを行い、チケットの発券もLINE上で可能になる。
LINEを通して購入したチケットはユニークなLINE IDと紐づけられるため他のユーザーに不正転売や高額転売ができなくなる。なお、公式な転売機能も用意することでライブに行けなくなった場合でも空席が多くできることはないようだ。
LINE TICKETのサービス開始時点ではアミューズやエンジン、バンダイナムコライブクリエイティブ、TAPIRSがパートナーとして名を連ねている。
なお、サービス開始直後は音楽イベントのチケットのみ取り扱うがスポーツや映画、舞台などのチケットも購入可能になる。
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