飛行機内に持ち込めるモバイルバッテリーの条件とおすすめ商品まとめ。預けた場合はどうなる?

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Yusuke Sakakura最終更新日:2022/12/09 14:22

飛行機内に持ち込めるモバイルバッテリーの条件とおすすめ商品まとめ。預けた場合はどうなる?

旅行や出張時に欠かせないスマートフォンやタブレット、ニンテンドースイッチなどの電子機器を充電するための必須アイテム「モバイルバッテリー」(携帯電話用充電器)

実は航空法や航空会社の社内規則によって制限がかけられている場合があり、モバイルバッテリーの機内持ち込みをできないことがあります。ちなみに、手荷物の預け入れカウンターにて案内されるとおり、モバイルバッテリーを預け入れる手荷物に入れることはできません。必ず事前に取り除いておきましょう。

この記事では、機内に持ち込める条件や持ち込めないモバイルバッテリーについてわかりやすくまとめています。

目次

飛行機内に持ち込めるモバイルバッテリーの条件は?

飛行機内に持ち込めるモバイルバッテリーの条件は?

モバイルバッテリーを含む機内に持ち込める物品や条件は、利用する航空会社ごとに若干の違いがありますがおおむね同じです。

機内への持ち込みや手荷物としての預け入れが可能な物品と条件については、国土交通省が国際的なルールに基づいて設定している航空法および関係規則を考慮して案内しているので、以下でわかりやすく解説していきます。

モバイルバッテリーの預け入れは不可。バッテリー容量によって機内持ち込みに制限あり

モバイルバッテリーの預け入れは不可。バッテリー容量によって機内持ち込みに制限あり

スマートフォンやタブレット、モバイルバッテリーはそれぞれリチウムイオン電池を使用した製品ですが、スマートフォンやタブレットは「携帯型電子機器」、モバイルバッテリーは「機器の予備電池」として分類されています。

それぞれワット時定格量によって、機内持ち込みや手荷物としての預け入れ、その他制限など条件が異なるので解説します。

モバイルバッテリーはすべて手荷物として預け入れることはできません。機内持ち込みについては、ワット時定格量が101〜160Whの場合、1人につき2個まで機内持ち込みが可能。ワット時定格量が100Wh以下の場合、航空会社によっては個数制限なく持ち込み可能です。160Whを超えるモバイルバッテリーは機内持ち込みもできません。

なお、海外の航空会社では、まれに機内持ち込みが可能なモバイルバッテリーのワット時定格量を100Wh以下に制限されていたり、100Whを超える場合は事前に許可が必要な場合があるため、各航空会社のウェブサイトで必ず事前にチェックしておきましょう。

モバイルバッテリー
ワット時定格量〜100Wh101Wh〜160Wh161Wh〜
機内持ち込み持込み可能持込み可能
(1人につき2個まで)
不可
手荷物の預け入れ不可不可不可
注意事項短絡防止の措置を取ること
航空各社の案内

ちなみに、スマートフォンやタブレットはワット時定格量160Wh以下であれば、機内持ち込みも手荷物として預け入れることも可能です。ただし、衝撃を与えないように頑丈なキャリーケースに入れることや衣類などに包んで保護したり、電源を完全に切る必要があります。

スマートフォン
ワット時定格量〜160Wh161Wh〜
機内持ち込み持ち込み可能持ち込み不可
手荷物の預け入れ持ち込み可能持ち込み不可
注意事項偶発的な作動や損傷を防止するために、頑丈なキャリーケースに入れたり、衣類などに包んで保護し、電源を完全に切ること

機内持ち込み可能なモバイルバッテリーの容量は約43,000mAh以下

上記でまとめたとおり、国土交通省の案内によれば、国内線・国際線に関わらずワット時定格量が160Wh以下であれば、多くの航空会社の機内にモバイルバッテリーを持ち込むことが可能です。

現在使用中または購入を検討しているモバイルバッテリーのワット時定格量は「バッテリー容量(mAh)/1000x定格電圧(V)」でカンタンに計算できます。

リチウムイオンバッテリーの定格電圧は一律3.7Vなので、モバイルバッテリーの容量が43,243mAh以下であれば機内持ち込み可能です。また、27,027mAh以下であれば(多くの航空会社で)個数制限なく機内持ち込みできます。

機内持ち込み可能なモバイルバッテリーの容量
  • 27,027mAh以下:機内持ち込み可能
  • 43,243mAh以下:1人につき2個まで機内持ち込み可能

40,000mAhを超える製品は「モバイルバッテリー」と言えるようなものではなく、キャンプなどのアウトドアや災害時に役立つ「ポータブル電源」クラスの容量で機内に持ち込もうとする人はほぼいないでしょう。例えば、Ankerのポータブル電源「Anker PowerHouse 200」は57,600mAh(213Wh)のバッテリーを搭載しています。

また、20,000mAhを超える超大容量に分類されるモバイルバッテリーでも2022年5月6日時点の最大容量は(多くの航空会社で)個数制限のない26,800mAhとなっているため、ほとんどのモバイルバッテリーは機内持ち込みが可能です。

なお、ワット時定格量が規定内でもモバイルバッテリー本体に表記がない場合は、保安検査場ではじかれることもあるので、Wh、Ah、Vがすべて本体に表記されている製品を選びましょう。

短絡防止の措置とは?

モバイルバッテリーを機内に持ち込む際には、短絡防止措置(ショート防止)を行う必要があります。

ANAでは、短絡防止措置について「購入時の小売り容器に収納するか、あるいは端末を絶縁する(テープなどで剥き出しの端末を保護するか、別々のプラスチックの袋もしくは保護パウチに個々の電池を収納する)などの措置を行ってください。」と案内しています。

つまり、モバイルバッテリーと他の物品が直接触れないようにする必要があります。パッケージに付属しているトラベルポーチを使うか、モバイルバッテリー専用のポーチを用意するのが良いでしょう。

モバイルバッテリーを誤って預け入れるとどうなる?

モバイルバッテリーを手荷物に預け入れることはできない

モバイルバッテリーを手荷物に預け入れることはできない

誤ってモバイルバッテリーをキャリーケースなどに預け入れた場合は、アナウンスで呼び出しを受けて立ち会い検査を受ける場合があります。荷物からモバイルバッテリーを取り出すのに時間がかかると、出発や到着が遅れる可能性があり、多くの人に迷惑をかけるので必ず預け入れる手荷物には入れないようにしましょう。

特に海外では呼び出しも受けないまま荷物を勝手に開けられて破棄される場合もあります。モバイルバッテリー以外のものに被害が及ぶ可能性があるので注意が必要です。

機内持ち込みが可能なおすすめのモバイルバッテリーを紹介する前に、機内持ち込みが可能な条件を以下にまとめておきます。

機内持ち込み可能なモバイルバッテリー
  • ワット時定格量が100Whまたは160Wh以下であること
  • バッテリー容量が26,800mAhまたは43,243mAh以下であること
  • Wh、mAh、Vが本体にプリントされていること(消えていないこと)
  • 専用ポーチに収納して短絡防止措置(ショート防止)を行うこと
Anker 321 Power Bank
Anker 321 Power Bank¥ 3,141ポケットやバッグにすっぽり入る手のひらサイズで、重さわずか約127gのモバイルバッテリー。小型・軽量ながら5,200mAhのバッテリーでスマートフォンを約1回充電可能。最大12W出力のUSB-C、USB-Aの2ポートから同時に複数デバイスを充電可能。過電圧保護や電子回路のショート防止、温度管理、異物検知機能などAnker独自の多重保護システムにより、長く安全に利用できます。2022年発売
Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W
Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W¥ 4,490驚くほどスリムで軽量なボディにスマートフォンを約2回フル充電できる10,000mAhの大容量のモバイルバッテリーです。最大25W出力対応のUSB Type-C端子を搭載。PPS規格にも対応しているため、Galaxy S22などPPS対応の製品をフルスピードで充電できます。ワット時定格量は37Whのため、機内持ち込み可能。2020年発売
Anker 523 Power Bank
Anker 523 Power Bank¥ 4,690iPhone 14とiPad mini 5を1回以上フル充電できる10,000mAhのモバイルバッテリーです。最大20W出力のUSB-CポートによってiPhoneもフルスピードで充電可能。低電流モードを搭載しているため、イヤホンやスマートウォッチなど小型デバイスを最適な電流で負荷をかけずに充電できます。手のひらやポケットにもすっぽり収まるサイズ感で持ち運びに最適。2022年発売
Anker 622 Magnetic Battery (MagGo)
Anker 622 Magnetic Battery (MagGo) ¥ 6,990スタンド機能搭載かつパススルー充電に対応したマグネット式モバイルバッテリー。ピタッっとくっつくiPhone 12シリーズ以降の専用アクセサリ。5,000mAhと7.5W出力のワイヤレス充電によってiPhoneを約1回充電可能。折りたたみ式のスタンドとしてもモバイルバッテリーとしても使えるお得な製品です。2021年発売
Anker 511 Power Bank
Anker 511 Power Bank¥ 4,990モバイルバッテリーとUSB急速充電器が一体になった大人気のPowerCore Fusionシリーズがリップスティック型のカジュアルな新デザインで登場。持ち運びに便利な折りたたみ式プラグを搭載しているため、職場やカフェなどですぐにスマホを充電。ポーチやカバン、ペンたてに入れておくと、スマホの充電を忘れた時など困った時に助けてくれるので、すでにモバイルバッテリを持っている人にも買い増しをおすすめできます。ポーチは付属されていません。2022年発売
Anker 521 Power Bank
Anker 521 Power Bank¥ 8,990約20%も小型化されたボディにMacBook Airも充電できる最大45W出力のUSB-C端子を2つ搭載。コンセントに挿して充電できるだけでなく、5,000mAhのモバイルバッテリーとして使える便利な2in1の製品がブラック、ホワイト、パープル、グリーン、ブルーのカラフルなラインナップで登場です。2022年発売
Anker 733 Power Bank
Anker 733 Power Bank¥ 14,990“同時”急速充電という新常識。Anker GaNPrimeシリーズのモバイルバッテリー+USB急速充電器です。ノートPC用充電器、スマホ用充電器、モバイルバッテリーをこれ1つに集約できます。USB急速充電器として使用時の出力は最大65W。バッテリーは10,000mAhの大容量。モバイルバッテリーでも30W出力でMacBook Airを充電できます。2022年発売
Anker PowerCore Fusion 10000
Anker PowerCore Fusion 10000¥ 5,990スマートフォンを約2回フル充電できる9,700mAhの大容量のモバイルバッテリーと、iPhone 13を最速で充電できる最大20W出力のUSB Type-C端子と最大15W出力のUSB Type-A端子を搭載した急速充電が一体になった製品。ワット時定格量は18.5Whのため、機内持ち込み可能。2020年発売
Anker 537 Power Bank
Anker 537 Power Bank¥ 10,341iPhone 14を約4回以上、MacBook Pro 13インチを1回以上充電できる20,000mAhの超大容量バッテリーを搭載。充電性能は最大65W出力。USB PD対応の2つのUSB-Cポートで2つのデバイスを同時に充電も。2ポートでの充電時は45Wと20Wで充電できます。3つ目のデバイスを充電できるUSB-Aポートも備えています。本体のバッテリーは30W入力による急速充電で3.5時間でフル充電に。従来の製品に比べて2倍速で充電可能です。2022年発売
Anker PowerCore Essential 20000
Anker PowerCore Essential 20000¥ 4,990iPhone 14を4回以上、Galaxy S22を約3回、iPad mini 5も2回以上フル充電できる20,000mAhの超大容量のモバイルバッテリーです。Anker独自の急速充電技術によってほとんどのUSB機器を最適なスピードで充電可能。多重保護システムによって長期間安心して使えます。旅行や出張などお出かけの時はもちろん災害時の備えにも最適な1台です。2020年発売
Anker 335 Power Bank
Anker 335 Power Bank¥ 7,490iPhone 13を約4回フル充電できる20,000mAhの超大容量バッテリーです。2つのUSB-Cと1つのUSB-Aで3台同時充電が可能。単体出力時は最大20WでiPhoneを急速充電できます。ワット時定格量は97.2Whのため機内持ち込み可能。2022年発売
Anker PowerHouse 100
Anker PowerHouse 100¥ 13,90013インチのMacBook Airを1回以上、iPhone 13を5回以上フル充電できる27,000mAhの超大容量モバイルバッテリーです。最大出力100Wの純正弦波AC、最大出力45WのUSB-C、合計最大出力15Wの2つのUSB-Aポートを搭載しているため、4台同時に合計最大160Wで充電可能。防災・緊急時に役立つ明るさの異なるライトモードやSOS用のフラッシュモードを搭載。ワット時定格量は97.2Whのため機内持ち込み可能。2021発売
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