最大140W出力・“置くだけ充電”もできるモバイルバッテリー。史上最高峰Anker Primeから3種登場
Anker Japanが史上最高峰の充電器シリーズ「Anker Prime」を発表しました。
Anker Primeは、同社における最先端の技術であるGaNPrimeや最新のUSB規格であるUSB PD 3.1に対応したAnker史上最高峰を名乗る充電器シリーズ。外出や出張の多いビジネスパーソンやハイスペックな製品への充電を行いたいクリエイターなど、一段上の充電環境を整えたいユーザーに最適な製品が揃います。
シリーズ第1弾として全部で8つの製品が発表されており、別記事でまとめていますが、この記事ではAnker Primeシリーズとして登場したモバイルバッテリー3製品にフォーカスして少し詳しくフォトレビューします。
“大変好評”なモバイルバッテリーが進化して拡大登場
昨年、AnkerはGaNPrimeを搭載したモバイルバッテリーとして「Anker 737 Power Bank」を発売しました。
USB PD 3.1対応したUSB-Cポートを搭載することで、MacBook Proも急速充電できる140W出力に対応。iPhone 14を5回以上、MacBook Proも約1回充電できる超大容量の24,000mAhのバッテリーを搭載。
本体上部には、モバイルバッテリーの残量と充電にかかる時間、各ポートの出力といった充電状況を確認できるカラーディスプレイを搭載するなど、いい意味で“変態”と評価する超パワー系のモバイルバッテリーでした。
AnkerによればAnker 737 Power Bankは「お客様より大変ご好評いただいた」とのこと。
今年は、さらなる進化に加えて、少し手に取りやすい価格のモデルや容量・合計最大出力を増強させたモデルなど3つのラインナップで登場します。
今回は置くだけ充電に対応。最上位モデルはアプリ連携も
Anker Primeシリーズ第1弾として登場したモバイルバッテリー3製品は、10000mAh以上の大容量から20000mAhを超える超大容量までラインナップされています。
いずれも本体の側面に備えられたボタンを押すと、バッテリー本体の残量や充電状況を確認できるディスプレイを搭載。ボタンの2秒長押しで画面の明るさや点灯時間などを変更することも可能。
さらに、別売りのチャージングベースに置くだけで最大100Wによる急速充電にも対応しています。
最も手ごろな「Anker Prime Power Bank (12000mAh, 130W)」
最も手ごろなモデルは通常価格12,990円の「Anker Prime Power Bank (12000mAh, 130W)」です。
2つのUSB PD 3.0対応/USB-Cポートからは最大65W出力による充電が可能。2つのポートを同時に利用するときは合計最大130W出力で充電できるため、ノートPCやさまざまなデバイスを同時に急速充電できます。
実際に製品に見て、触れてびっくりしたのはそのコンパクトさ。iPhone 14 Proよりも小さいボディにiPhone 14を約2回、iPad Proを約1回充電できる12000mAhの大容量バッテリーが搭載されています。
今日から予約販売がスタート、発売日は8月28日です。初回セールによって600個限定で10%オフにて購入できるため、欲しくなった人はお早めにどうぞ。
超コンパクトになった「Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)」
3モデルラインナップの真ん中にあたる「Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)」は、前作と同じ価格19,990円ながら合計最大出力が140Wから200Wに増強されたモデルです。
USB-CポートはUSB PD 3.1ではなく3.0仕様のため、単ポート使用時の充電出力は140Wから100Wに。バッテリー容量も24000mAhから20000mAhにスペックダウンしているため、MacBook Proなど大容量で高出力充電に対応したハイスペックなPCをフルスピードで充電したい場合は前作のAnker 737 Power Bankまたは最上位モデルを選ぶのがいいでしょう。
一方で、一気に複数のデバイスを充電する人には、同時充電時の合計最大出力で上回るこちらの製品が正解。上でも書いたとおり、チャージングベースに置くだけで最大100W入力で本体のバッテリーが充電されることも魅力の1つ。
そして、なんと言っても最大の魅力はコンパクトなボディ。前作に比べて縦の長さは29mmも短くなりました。厚みはあるものの、縦横のサイズだけなら下位モデルのAnker Prime Power Bank (12000mAh, 130W)よりも小さいです。
今日から発売開始。通常の販売価格は19,990円ですが、初回セールによって200個限定で10%オフにて購入できます。
アプリとの連携機能を備えた「Anker Prime Power Bank (27650mAh, 250W)」
ラインナップ最上位モデルの「Anker Prime Power Bank (27650mAh, 250W)」は、前作から少しだけ大きく、少しだけ重くなったボディながら大幅なスペックアップを遂げています。
MacBook Proを急速充電できるUSB PD 3.1に対応した最大140W出力のUSB-Cポートを2つ、最大65W出力のUSB-Aポートを1つ搭載。合計最大出力は前作の140Wから250Wに向上したことで、これ1台でMacBook Pro、iPad Pro、AirPodsProを3台同時に急速充電できます。
バッテリー容量はMacBook Proさえも約1.5回充電できる27650mAh。27,027mAhを超えているため、機内持ち込みの際は2個までの制限がかかる場合があります。それほどの超大容量バッテリーが前作と大きく変わらないボディに詰め込まれています。
発表会場では実製品ではないコールドモックの展示だったので650gの重さを体験することはできなかったものの、前作のAnker 737 Power Bankとは18gの違いしかありません。
発売時期は2023年秋ごろ。販売価格は24,990円を予定しています。
モバイルバッテリーを置くだけ充電できるチャージングベース
これらすべてのモバイルバッテリーを本体に置くだけで充電できるチャージングベース「Anker Charging Base(100W) for Anker Prime Power Bank」も販売価格は6,990円で9月上旬に発売予定です。
Anker Primeシリーズのモバイルバッテリー3種の底面に備えられたポゴピンをチャージングベースに合わせると、最大100W出力による急速充電が可能に。最上位モデルの「Anker Prime Power Bank (27650mAh, 250W)」の場合は、USB-Cとの併用によって最大170Wまで向上します。
モバイルバッテリーの充電を忘れた時でも外出前のわずかな時間で急速充電ができるのは嬉しいポイント。
さらに、チャージングベースには最大100W出力のUSB-Cポートを2つ、最大30W出力のUSB-Aポートを1つ搭載しているため、モバイルバッテリーを充電しながらスマートフォンやタブレット等を同時に充電することが可能。デスク周りの整理にも役立ちます。
なお、合計最大出力は100Wのため、同時充電時は利用するデバイスに応じて出力が変動するとのこと。
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