近くにいる友達や家族のAndroidスマートフォン・タブレットに写真や動画、Webページ、URLを送りたい時、受け取りたい時に便利な共有機能「Nearby Share」(ニアバイシェア)がようやくWindowsに対応しました。
なお、今回は「Nearby Share Beta for Windows」といったベータ版での提供で日本を含む世界の一部地域で利用できます。
ニアバイシェアは、2020年8月に公開されたAndroidスマートフォンやタブレットで利用できる共有機能です。
それまでAndroidで利用できる共有機能は、メーカーや機種によってバラバラでしたが、ニアバイシェアの登場によって異なるメーカーや機種の間でも写真や動画、リンク、テキストを近くにいる友達や家族に送れるようになりました。
Windowsでもニアバイシェアを利用するには、Windows PCにNearby Share Betaアプリをダウンロードする必要があります。アプリが利用できるのは64bit版のWindows 10以降のPCおよびAndroid 6.0以上のデバイス。ARMデバイスでは利用できません。
ニアバイシェアでは、近くにある(5m以内の近距離)Androidデバイスとファイルを共有できます。共有の際はエンドツーエンドで暗号化されているので安全・安心とのこと。
実際にファイルを共有する際は、Wi-FiとBluetoothをオンにした上で、Nearby Share Betaアプリ上に共有したいファイルをドラッグ&ドロップするか、右クリックして「近距離送信」を選択後に送信先を選ぶだけ。
逆にAndroidデバイスからWindows PCへ共有したい時はNearby Share BetaアプリがPCで起動していることを確認して、いつもどおりニアバイシェアを利用するだけです。
なお、ニアバイシェアを他人と利用する場合は承認が必要になりますが、両デバイスで同じGoogleアカウントでログインしている場合ーーつまり、自分が所有しているデバイス間で共有する場合は承認作業不要でPCの画面がオフになっていても受信できるため、もっと手軽にシェアできます。
ベータ版ではWindows PCとAndroidデバイス間での利用のみサポートしていますが、今後はGoogleエコシステムのデバイスもサポートされると案内されています。残念ながらiPhoneやMacとAndroid/Windows PC間でのニアバイシェアによる共有はできません。
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