2016年発売のiPhone 7シリーズでイヤホン端子が廃止されたあともLightning端子の有線イヤホンが同梱されているが、今年ついにiPhoneのパッケージから有線イヤホン「EarPods」が消える可能性があるようだ。
Appleの未発表製品に関して高い精度の情報を伝えるアナリストMing-Chi Kuoによると、Appleが今年秋に発売するiPhone 12シリーズにはイヤホンが同梱されないという。
AirPodsの販売促進のため
Kuoが公開した投資家向けの最新レポートによると、Appleはフルワイヤレスイヤホン「AirPods」の販売促進を目的としてiPhone 12シリーズに有線イヤホン「EarPods」を同梱しないようだ。
現在、Apple公式サイトで販売されているすべてのiPhoneからイヤホン端子が消えているが、パッケージにはLightning端子のEarPodsが同梱されているため、購入直後から有線イヤホンを使ってリズムゲームをプレイしたり、音楽が楽しめる。
実際にイヤホンの同梱が廃止されても過去にiPhoneを購入した人であれば問題ないが、Androidからの乗り換えなど初めてiPhoneを購入する場合は困るはずだ。そういった人に向けてのものなのかは不明だが、大規模な年末セールが開催されて「AirPods」を安く購入できる可能性があるとKuoは伝えている。
9to5MacはiPhone 12の発売時期がAirPods 2の発売から18ヶ月後になることを考えれば、AirPodsの値下げセールが実施される可能性は十分にあると補足した。
もしかすると来年に計画されているポートレス化の布石かもしれない。iPhone 13ではLightning端子を廃止してポートレス化が噂されている。
なお、新型AirPodsの発売が間近に迫っていると報じられているが、Kuoは今年中に新型AirPodsが発売されることないと否定し、新型モデルの登場は2021年以降になると報じている。