ただ、Googleが今年夏〜秋以降に発売する新型Pixelスマートフォン(仮称:Pixel 6)に採用される新デザインは奇抜で人によって好みが大きく分かれるかもしれない。
Pixel 6 Proにはトリプルカメラ搭載
当たり外れのあるリーカーJon ProsserがPixel 6とPixel 6 Proのレンダリング画像を自身のYouTubeで公開した。情報源から実機が届いたそうだが、情報源保護のためにデバイスの画像を公開するのではなく他者と強力してレンダリング画像を作成したとのこと。
まず始めにPixel 6だけではなくPixel 6 Proの発売が計画されているという。Googleは2019年に発売したPixel 4シリーズまでは通常モデルとXLモデルの2機種をラインナップしていたが、昨年はPixel 4a/Pixel 4a(5G)/Pixel 5の3機種を発売。販売不振と報じられていたXLモデルを廃止した。
Pixel XLモデルは大きな画面サイズとバッテリー容量だけで差別化されていたが、今年発売される“Pro”モデルはさらにいくつかの差別化要因があるようだ。
まずはカメラ。背面に搭載されるカメラのレンズはPixel 6が2つ、Pixel 6 Proは3つのレンズが搭載される。
Googleは第3世代のモデルまでたった1つのレンズだけで勝負していたが、Pixel 4で初めて望遠レンズを追加することでズーム性能が向上。昨年発売されたPixel 5では望遠レンズをやめて人気のある超広角レンズに変更した。おそらくPixel 6のカメラは広角レンズと超広角レンズの構成で、Pixel 6 Proは広角+超広角+望遠レンズが採用されるのではないだろうか。
デザインに注目するとiPhoneなど一般的なスマートフォンは左上に四角形または縦長の長方形のカメラを搭載するが、Pixel 6とPixel 6 Proには横長でベルト状のカメラが搭載されている。Nexus 6Pでも同じデザインが採用されていたことからGoogleの好みなのかもしれない。
背面の色使いはカメラより上がオレンジでカメラが黒、カメラより下がホワイトまたは薄いオレンジでカラーリングされていて、こういったツートーン、スリートーンも過去のPixelスマートフォンで採用されていたものだ。
フロント側のデザインはパンチホールを継続して採用するが、カメラの配置は左上から中央に移動している。パンチホールの採用と配置の移動はGoogleのカメラアプリを解析した結果からも明らかになっていた。ホールの大きさも小さくなるようだ。
さらに、Android 12の解析結果から明らかになっていたディスプレイ指紋認証にも対応するとのこと。指紋と顔とのマルチ認証を実現するといった噂も報じられている。
Pixel 6シリーズのデザインやカメラ、ディスプレイ指紋認証などの新機能に加えて、Googleが開発している自社製チップ“Whitechapel”にも大きな注目が集まる。