市場が小さいことやSamsungが大幅に市場をリードするなど、発売しても売れないと判断して開発中止が報じられていたGoogleの折りたたみスマートフォン(仮称:Pixel Fold)
今日公開されたタブレットや折りたたみスマートフォンなど、大画面に最適化されたOS「Android 12L」のベータ2版から折りたたみスマートフォンにSIMカードをセットアップする方法を描いた新しいアニメーションが発見。一転して開発継続と報じられています。
Pixel Foldのアニメーションが見つかる?
9to5Googleは、1月13日にGoogleが公開した「Android 12L」のベータ2版からPixel Foldのコードネームである“Pipit”と紐づいたアニメーションが発見されたとレポートしました。
このアニメーションは、Pixelスマートフォンをセットアップする際に、SIMカードまたはeSIMを挿入する段階で使用されるものとみられています。
1つ目の端末を閉じた状態のアニメーションは左側にヒンジを残し、右側に電源または音量ボタンの存在を確認できます。SIMカードスロットはボトム側に配置されるようです。端末を開くことなく通知をクイックで確認したり、端末を操作するために、本体の外側に配置されるカバーディスプレイを表現しています。
2つ目の端末を開いた状態のアニメーションはSurface Duo 2のように2画面のデュアルディスプレイではなく、タブレットサイズの画面を半分に折りたたんでポケットに入れて持ち運べる折りたたみ可能なメインディスプレイを表現しています。
ベータ初版では実装されずベータ2版にて、このアニメーションが追加されたことから、9to5GoogleはPixel Foldの開発がまだ活発に継続されている証拠と指摘しています。
「Pixel Fold」は、外側に操作性の良いカバーディスプレイを搭載し、内側にタブレットクラスの巨大な画面で複数のアプリを同時に表示したり、ゲームや動画などエンタメを大画面で楽しめる「Galaxy Z Fold3 5G」のような折りたたみスマートフォンになると予想されていましたが、今回発見されたアニメーションはそれほど超縦長ではなく、正方形に近いサイズ感であることから昨年12月に中国で発売された「OPPO Find N」に近いデバイスになるのかもしれません。
OPPO Find Nのメインディスプレイは、7.1インチ/縦横比8.4:9ですが、アニメーションで描かれたメインディスプレイの縦横比は7:8。これまでの噂では、画面サイズが7.6インチと報じられていました。
あくまでもベータ版から発見されたアニメーションのため、発売前に変更される可能性がありますが、Pixel Foldのコードネームである“Pipit”と紐づいたアニメーションが発見されたことは好材料でしょう。
しかしながら昨年発売されたPixel 6|6 Pro|5a 5Gを含めて、Google Pixelスマートフォンは発売前に情報がダダ漏れになりますが、現時点ではAndroidやGoogleが開発するアプリからの情報がほとんど。現在もリーカーからの具体的な情報はあがってきません。実績のあるリーカーから具体的な情報が上がってきた時にようやく発売が期待できます。
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