今年6月にクラウドファンディングのKickstarterに登場し、国内外の大手メディアが取り上げて大きな話題になったiPhoneに戻るボタンを追加できる保護ガラス「Halo Back」
目標額の10倍以上となる資金を集めて大成功となったわけですが、他社がコンセプトをマネて戻るボタンだけでなく、さらにボタンを一つ追加した保護ガラスを販売。さらに、当初2015年8月としていた出荷時期を延期し、いまだに出資者に製品が届いてないようです。
自分もiPhone 6 Plusの巨大なボディからくる片手操作の難しさで「Halo Back」に興味を持ちましたが、出荷時期の1ヶ月後に新型のiPhoneが発売されるため、出資を見送りました。
ただ、それでもちょっと試してみたい製品ではあるな、ということで同じコンセプトの保護ガラス「GLASS PRO+」を購入しました。
iPhoneに戻るボタンを追加する「GLASS PRO+」をレビュー
「Halo Back」の仕組みは通常の保護ガラスに導電性のシートを内蔵し、ホームボタンの左右隣をタップすると静電容量の変化を検知して、左右上部に配置されたタッチエリアに伝えられ、アイコンやボタンをタップする状況を擬似的に実現する、というものでしょう。おそらく「GLASS PRO+」の仕組みも同じです。
導電性のシートは無色透明で光に透かしても何も見えないので、視認性は通常の保護ガラスと同じです。
早速、iPhoneに保護ガラスを貼ってホームボタンの左右隣をタップすると、指の届きにくい上部に配置されたアイコンやボタンをカンタンにタップすることができました。反応速度も良好。
ホームボタンをダブルタップして画面を下方向にスライドさせてから、アイコンやボタンをタップするよりも手数が少ないため、iPhoneを片手で快適に扱うことができます。
さらに、Safariでホームボタン左をタップすると、検索バーを選択できるため、そのまま文字入力が可能に。ホームボタン右をタップすると、ページを更新することもできます。
長押しも可能なので、デスクトップ用サイトの表示やコンテンツブロッカーのON/OFFを片手で快適に操作できます。
ホーム画面で1段目の端に配置されたアプリも起動できると便利だなと思い試してみましたが、タップエリアが小さいのかアプリを起動することはできませんでした。
誤作動アリ、ホコリが付着するなど、保護ガラスとしてはイマイチ
戻るボタンだけでなく、Safariの検索バーや更新ボタンを片手で扱えるのは非常に便利です。
ただ、たまに発生する誤動作が気になりました。頻繁ではないものの、通知バーをタップしたような動きになったり、ボタンエリアが無色透明であるため、押したつもりなのに実は押せていないなど、操作には難しさも存在します。
また、液晶部よりも横幅か数ミリ程度小さく、ガラスの縁がラウンド加工になっていないため、ホコリが付着するなど、保護ガラスとしてはイマイチという評価です。
個人的に保護ガラスは全面を守らないと意味がない思っていますが、透明の全面保護ガラスは現時点で存在せず、iPhone 6 / 6 Plusが登場してから1年経っても発売されないということは今後も期待できません。
スマートフォンをあまり落とさない、手帳型のケースを使っているため落としてもガラスが割れにくいというのであれば、画面に傷がつかないために保護フィルムを検討するのもアリだなと思い、全面保護できるフィルムを探してみたところ10月31日に発売される「カーブド・クリスタル」を発見。
「カーブド・クリスタル」では、背面や側面を保護できるシールも付属されているため、ケースも不要になるのでこちらの製品を購入しました。
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