Appleとデジタル庁が2025年春後半に向けて準備を進めているiPhoneへのマイナンバーカードの搭載。
すでにAndroidで利用できるコンビニでの住民票(写し)の発行を含むスマホ用電子証明書のほか、身分証明書の提示が可能になります。
デジタル庁と河野デジタル大臣は身分証明書の提示によって何ができるのか、Androidの搭載時期、健康保険証による受診についても説明しています
国家資格等の資格証明の表示も可能
Appleが身分証明書の提示と表現していたのは券面記載事項の搭載のこと。
同機能によりマイナンバーカードに記載されたマイナンバー・住所・氏名・生年月日・性別・顔写真をオンラインおよび対面で証明・提示が可能に。国家資格など資格証明書の表示もスマホで可能になります。
券面記載事項の搭載についてはAndroidでも対応する予定ではあるものの、搭載時期は現時点で未定としています。
iPhoneへは、マイナンバーカードの機能のうち、現在Androidで搭載済みの、様々なオンライン申請やログインを可能とする電子証明書の機能だけでなく、マイナンバーカードの券面記載事項も搭載し、氏名、住所、年齢などを、オンラインでも対面でも、証明できるようにしていきます。
— デジタル庁 (@digital_jpn) May 31, 2024
今後iPhoneに搭載されるマイナンバーカード機能は、すでにアンドロイドで実現済みの電子証明書の搭載のほか、券面記載事項も搭載できるので、年齢や住所の確認も可能となるほか、資格証明書をスマホに表示できるようにもなります。アンドロイドでの券面記載事項の搭載時期は現時点で未定です。
— 河野太郎 (@konotarogomame) May 30, 2024
今後は健康保険証の提示も可能になる見込み。
スマホを使った健康保険証の提示は2025年度めどとされていましたが、河野デジタル大臣はiPhoneにマイナンバーカードの機能搭載後、速やかに、医療機関を受診できるようにする方針を示し、一部の医療機関で先行実施後、運用を順次拡大するとしています。
身分証明書を提示する際には、ウォレットアプリを開いてマイナンバーカードを選択後、iPhoneのサイドボタンを2回連続で押して指紋または顔認証して専用リーダー等にiPhoneをかざす必要がありますが、医療機関で利用する際、現在導入されているマイナ保険証の機材とは別の機材が必要になるため、実際に利用できるまでには時間がかかるものと思われます。
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