スマートフォンでマイナンバーカードを利用できるようになりました。これからはマイナンバーカードを持ち歩かなくても登録したスマートフォンがあれば同じ機能を利用できます。
この記事では、スマートフォンマイナンバーカードを設定する方法とできること、対応機種をまとめています。
スマホとマイナンバーカードでできること
スマートフォンで利用できる「スマホ用電子証明書搭載サービス」は、マイナンバーカードを持ち歩くことなく、スマートフォンだけで様々なマイナンバーカード関連サービスの利用や申込ができるサービスです。
2024年5月時点では、スマホの指紋認証や顔認証を使ってマイナポータルにログインし、子育て支援や引越し手続き(転居手続き)のオンライン申請、薬剤・健康診断情報、母子健康手帳の自己情報の閲覧、住民票の発行などコンビニ交付サービスが利用できます。
また、銀行・証券口座開設、携帯電話の契約、キャッシュレス決済申込といった民間オンラインサービスの申込・利用にも順次対応しています。
2024年度には確定申告のオンライン申請に対応予定。2025年度をめどに健康保険証として使えるサービスに対応する見込み。
さらに、現在開催中の国会にて成立する見通しの改正法案によって、マイナンバーカードと同様の本人確認が可能になり、銀行や証券会社の口座開設がスマホで完結するほか、酒やタバコの年齢確認にスマホを活用することも可能になります。
時期不明ながらも運転免許証の機能搭載も早期実現の方針も示されています。
- 指紋認証や顔認証を使ってマイナポータルへのログイン
- オンライン申請
- 子育て支援や引越し手続き(転居手続き)
- 自己情報の閲覧
- 薬剤・健康診断情報
- 母子健康手帳
- 住民票の発行などコンビニ交付サービス
- 民間オンラインサービスの申込・利用
- 銀行・証券口座開設
- 携帯電話の契約
- キャッシュレス決済申込
- 確定申告のオンライン申請(2024年度)
- 健康保険証として使えるサービス(2025年度)
- マイナンバーカードと同様の本人確認
- スマホで完結する銀行や証券会社の口座開設
- 酒やタバコの年齢確認
- 運転免許証の機能搭載
マイナンバーカードの対応機種
2024年5月30日時点でマイナンバーカードに対応するのはAndroidスマートフォンのみ。
日本で3年以内に発売された機種であれば、おおむね利用可能。対応機種一覧はマイナポータルで確認できます。
多くの人が気になるiPhoneの対応時期は2025年春後半と正式発表されました。
おそらくiOS 18.5付近で対応するものと見られ、iOS 18対応機種であれば利用可能と思われます。
スマートフォンにマイナカードを設定登録する
iPhoneに登録する
iPhoneではウォレットアプリに登録して利用することが案内されています。
iPhoneに登録できるマイナンバーカード機能は1人1台に限定され、サービス開始時点でApple Watchに登録することはできません。
詳細な登録方法は2025年春後半に案内されますが、SuicaやPASMOのカードを登録するのと同じように、FeliCaを活用してiPhoneにマイナンバーカードをタッチすることで情報を読み込んで登録するものと思われます。
Androidに登録する
マイナンバーカードをスマートフォンで利用するには、マイナポータルアプリのダウンロードが必要です。
アプリ上で申請できるため、プラスチックカードを作った時のように区役所などの窓口に出向く必要はありません。
事前にGoogle Playストアからアプリをダウンロードして以下の手順を参考に登録しましょう。
なお、8時から19時30分に行った申請は数分で完了しますが、19時30分以降の申請については翌朝以降に完了すると案内されています。
よくある質問
マイナンバーカードは複数機種で利用できますか?
同時に複数のスマートフォンで利用することはできません
機種変更に対応していますか?
機種変更に対応しています。新しい端末で発行を申請すると、旧端末の証明書の削除手続きが行えます
スマホを紛失するとどうなりますか?
マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に連絡して一時利用停止の手続きが必要になります。