ソフトバンクが5Gの基地局数が65,000局を突破し、全国7,500ヶ所以上の商業施設で5Gサービスが利用可能になったと発表しました。
総務省の調査によれば、2022年3月時点の5G基地局数は39,051局で約1年で25,000局以上増加したことになります。
2022年3月時点における他社の5G基地局数はドコモが19,716、KDDIが18,041、楽天モバイルが11,238となっています。
なお、5G基地局はカバーエリアが広い・速度が比較的遅い低周波数のローバンド・ミッドバンド(いわゆるなんちゃって5G)と、カバーエリアが狭い・高速なSub6とミリ波に分類されますが、ソフトバンクの5G基地局数は8割以上がローバンド・ミッドバンドで構成されています。
ソフトバンクは65,000局の内訳を公表していませんが、わずか1年で大きく変わったとは思えません。楽天モバイルの4G屋外基地局数の52,003局(2022年12月時点。2023年に60,000局を超える予定)を上回る数字ではあるものの、ほとんどは4G基地局を転用した“なんちゃって5G”であり、Sub6とミリ波の基地局数は楽天モバイルが今も上回っている可能性があります。
英Opensignalの調査では、通信品質が最も安定しているのはソフトバンク、受信速度の品質についてはドコモがトップ、送信速度の品質については楽天がトップと評価されており、5G基地局における構成の違いがおおむね反映されたものになっています。
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