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「Android 11」の新機能・変更まとめ

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「Android 11」の新機能・変更まとめ

日本時間2月20日、GoogleがPixelスマートフォン向けにデベロッパープレビュー版「Android 11」を公開しました。

この記事では「Android 11」の新機能と変更点をまとめています。開発と利用が進むに連れて随時追加・変更します。

目次

配信スケジュール

「Android 11」の新機能・変更まとめ

Android 10ではデベロッパープレビュー版が廃止になりましたが、「Android 11」は3つずつのデベロッパープレビュー版(DP版)とベータ版が公開されたのち、2020年第3四半期(7月〜9月)に正式配信される予定です。

各バージョンの役割
  • デベロッパープレビュー1
    • 開発者のフィードバックにフォーカスした初期ビルド。新機能やAPI、動作変更を実施。
  • デベロッパープレビュー2
    • 追加の新機能やAPI、動作変更を提供
  • デベロッパープレビュー3
    • 安定性とパフォーマンスを改善
  • ベータ1
    • Android BetaによるOTAアップデートの提供
  • ベータ2
    • 最終版のAPIを提供
  • ベータ3
    • リリース候補のビルド
  • ファイナルリリース
    • 正式配信

対応機種

デベロッパープレビュー版の時点で利用できるのはPixel 2シリーズ以降のPixelスマートフォンのみです。今回から初代Pixelシリーズがアップデート対象外になりました。

ベータ1が提供される5月ごろには、より多くのAndroidデバイスで利用できるでしょう。DP版Android 11のインストール方法はこちらで詳しく解説しています。

なお、いち早くアップデートを提供してきた「Essential Phone」は、開発会社の活動終了にともないアップデートの提供も終了しています。

Android 11(DP版)の対応機種
  • Pixel 2
  • Pixel 2 XL
  • Pixel 3
  • Pixel 3 XL
  • Pixel 3a
  • Pixel 3a XL
  • Pixel 4
  • Pixel 4 XL

ワンタイム・パーミッション

ワンタイム・パーミッションワンタイム・パーミッション

Android 10では、アプリがGPSなどの位置情報にアクセスする時に“アプリを使用している間だけ許可する”オプションが追加されました。Android 11では“今回のみ”許可するワンタイム・パーミッションが追加されます。

また、アプリがアクセス権を要求する時の選択肢は、今回のみ/アプリの使用時/許可しないの3択で、常に許可する場合は“[設定]で許可して下さい。”をタップしてから設定画面で許可する必要があります。iPhoneと同じ用にGoogleマップなど一部のGoogle標準アプリでは“常に許可”がデフォルトになっています。

ワンタイム・パーミッションは位置情報だけではなくカメラやマイクなどプライバシーに関わるものにおいて有効です。

プロジェクトMainlineの拡大

Android 10で導入されたプロジェクトMainlineがアップデートされます。

プロジェクトMainlineは、アプリのアップデートのようにGoogle Playから特定のモジュールをアップデートできる機能。Androidメーカーがシステム全体をアップデートする必要がなくなることで、常に最新の状態にキープできます。

Mainlineの対象モジュールは限定的でしたが、Android 11では12個の新しいモジュールが追加され、合計22個のモジュールが対象になりました。

5Gを強化

いよいよ日本でも今年から本格開始となる5G。Androidは昨年から対応していますが、Android 11でさらに強化されます。

5Gでは基本になるとされているデータ使い放題のプランを契約しているかを確認して、よりデータを消費する高解像度・高品質の映像を動的に提供できるようになります。また、5Gにおける上り/下りの帯域幅をカンタンにチェックできるとのこと。

パンチホールデザインに対応

パンチホールデザインに対応

パンチホールデザイン

昨年からAndroidで増加傾向にあるパンチホールとウォーターフォールに対応します。

パンチホールはフロントカメラの際までディスプレイが伸びたデザインで、ウォーターフォールはディスプレイの両エッジ滝のように落ちたデザインのこと。Galaxy S20シリーズはパンチホールとウォーターフォールを両方採用しています。

Android 11では画面いっぱいに映像を表示できるとのこと。

Googleが5月に発表すると噂されている「Pixel 4a」シリーズもパンチホールデザインを採用するようです。

メール・チャットのやりとりが便利に

メールやメッセージのやりとりをスムーズにするインターフェースが追加されます。

メール・チャットのやりとりが便利に
ふきだし

正式版のAndroid 10に実装されたなかった「ふきだし」が正式に追加されます。メールなどの通知を受け取ると一番手前に吹き出しが表示され、そのままトークの履歴を確認して返信ができます。吹き出しはあわのような小さい丸型のアイコンとして縮小表示することも可能です。

また、通知からメッセージを直接返信する場合、これまではテキストや絵文字を入力できましたが、画像の貼り付けも可能になります。デベロッパープレビュー1では、Chromeで画像をコピーしてGboardのクリップボードからペーストできます。

カメラ撮影中の通知によるブレ防止

カメラで写真や動画を撮影している時に、着信やアラーム、通知があるとスマートフォンが震えて手ブレのようになってしまうことがありましたが、撮影中はバイブレーションをオフにできるAPIが追加されます。

その他

  • ニューラルネットワークAPI 1.3
  • HEIFの対応強化
    • HEIFのデコードとアニメーションに対応。開発者は小容量かつネットワークに負荷をかけずにアニメーションをアプリで表示可能に
  • ネイティブな画像デコーダー: JPEG、PNG、WebPなどに対応したネイティブデコーダーを収録。外部のライブラリが不要に
  • メタタグによるポートレートモードの要求
  • 低遅延を実現する動画デコーディング
  • HDMI接続時の低遅延モード

未発表の新機能・変更

以下はGoogleが正式に発表していない新機能です。正式版に実装されるかわかりません。

新しいモーションセンスと劇的な改善

新しいモーションセンス

Credit: Android Police

スマホに触れず操作できる「モーションセンス」。空中をタップすることで音楽を停止/一時停止できる新しいジェスチャーがAndroid 11で追加されるようです。2020年3月のfeature dropsで追加されました

なお、精度の悪いジェスチャー操作も劇的に改善されています。

画面録画が可能に

Android 10で追加されながらも不具合が多く実装されなかった「画面録画」がついにAndroid 11で追加される可能性があります。以下の記事で詳しく解説しています。

全画面スクリーンショット

全画面スクリーンショット

XDA-Developersによると、全画面スクリーンショットが可能になるようです。スクショすると新たにプレビューとツールバーが表示され、「Extend」をタップするとスクロールしながらスクショするようです。

ただし、この機能は現時点で隠されており完全に動作しないとのこと。今後、開発が進むに連れて正体が明らかになるはずです。

機内モードでBluetooth強制切断を解消

機内モードでBluetooth強制切断を解消

Android 10までは機内モードをオンにするとBluetoothが強制的に切断される仕様でした。ワイヤレスイヤホンで音楽を聴きながら搭乗して機内モードをオンにするというよくあるシチュエーションで不便でしたが、Android 11では機内モードをオンにしてもBluetoothは切断されず、そのまま利用することができます。

新しいジェスチャー(背面をダブルタップ)

Pixel専用の機能としてコードネーム“コロンブス”と名付けられた新しいショートカットジェスチャーが追加されました。

現在のPixelでは、「OK Google」「Hey Google」やスマホの本体を少しだけ強く握ったり、斜め上にスワイプすることでGoogleアシスタントをショートカットで起動することができましたが、“コロンブス”によって新たに背面を2回タップすることで様々な機能にアクセスできるようです。

コロンブスで利用可能な機能
  • スクリーンショットの撮影
  • アプリスイッチャー
  • タイマーの終了
  • カメラの起動
  • Googleアシスタントの起動
  • メディアの再生、停止
  • ステータスバーの折りたたみ
  • 着信拒否
  • アラームのスヌーズ
  • 通知のピン解除
  • ユーザーが選択したアクションの実行

ダブルタップはジャイロスコープと加速度センサーを使って検出するとのことですべてのPixelで利用できるはずです。デベロッパープレビューの段階では誤動作することも多いようですが、将来的に感度調節が可能になるとされています。

新しいメディアコントロール

音楽や動画を再生すると通知画面に再生・スキップ・シークバーを操作できるメディアコントロールが表示されますが、Android 11ではクイック設定パネルに移動するようです。

ホーム画面のドックに推奨アプリを表示

Android 10のホーム画面では検索ボックスの上に5つのアプリが表示されます。

デフォルトでは左から電話、メッセージ、Google Play、Chrome、カメラに固定されていますが、XDA-DeveloperによるとAndroid 11ではPixelの推奨する5つのアプリが動的に表示されるようです。

現在もドロワーやアプリスイッチャーに使用状況などにもとづいて5つのアプリが表示されますが、これがホーム画面にも表示されるイメージです。

なお、お気に入りのアプリを固定表示したり、推奨アプリを非表示にしたり、手動で削除することも可能とのこと。

Android 10のランチャーAndroid 10のランチャーAndroid 10のランチャー
Android 10ではドロワーやアプリスイッチャー限定で推奨アプリが表示されている

サイレント通知の改善

Android 10で追加された「サイレント通知」が改善されます。

サイレント通知は通知時に音を鳴らさず、バイブレーションも振動させないものの、通知画面には表示される通知のこと。

Android 11では、サイレント通知を非表示にできるオプションが追加され、履歴を確認できるショートカットボタンが追加されます。

Android 11で追加された2つのオプション履歴ボタンが追加通知履歴にアクセス
Android 11でサイレント通知が改善

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Yusuke Sakakura

iPhone・Androidやスマートスピーカーに関するニュースはもちろん、レビューも届けるブログメディア「携帯総合研究所」主宰。元システムエンジニア、iPhoneの料金を3社間で比較できるシミュレーターの開発も

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