NTTドコモから2013年内にも発売が噂されていた「Tizen」スマートフォンですが、日経ビジネスオンラインのインタビューにより、2013年後半にも発売する予定であることが明らかになりました。
情報元
スマホOSでシェア2割目指す:日経ビジネスオンライン
2013年後半にTizennスマホを投入へ
日経ビジネスオンラインは、NTTドコモの取締役執行役員でTizenの開発を推し進める「Tizen Association」の議長を務める永田清人氏にインタビューを行なっています。インタビューでは、NTTドコモが2013年後半にもTizenスマートフォンを発売する予定であることや、自社のスマホシェアのうち15%〜20%のシェアを獲得することを目標としていることが永田氏より明らかにされました。
ーードコモがタイゼン搭載端末を発売する時期は。
永田:これはメーカーからモノが出てきて、アプリなどのエコシステムが整わないとだめなので、準備期間としてはこれから半年くらいかかるだろう。
では、年内には製品が出てくるということか。
永田:年内というか、2013年の後半のどこかのタイミングでは発売したいと思っている。
(省略)
ーー今後、ドコモが販売するスマホのうち、どの程度の割合をタイゼン搭載端末にしたいのか。
永田:ドコモの販売台数におけるタイゼンのシェアは別としても、世界的なスマホ向けOSの市場で生き残ろうとするならば、15~20%のシェアを取らなければ、コンテンツ事業者などが集まってこない。これが1つのターゲットになると思う。
Tizenスマホを投入する理由はやっぱりiモード?インタビュー内ではTizenが「自由である」ことが強調されていて、ドコモとしては独自サービスを提供したいとの思いが強く語られています。
通信事業者の立場からすれば、OSの制約を受けることなく、独立したサービスを提供するのが大きな目的だ。そのためにはOS上でサービスを自由に設計でき、複数のメーカーが端末を開発できる環境が非常に重要になる。
(省略)
グーグルが自社で「Google Play(グーグルプレー)」というグローバルなアプリ配信基盤を推進しているのも、市場の細分化を防ぐためには必要なものだろう。ただ、我々が将来にわたってスマホ上で自由度の高いサービスを実現するために、タイゼンの開発が必要だということだ。
ここで言われている独自サービスというのはやっぱりiモードのようなものなんでしょうかね。
movaおよびFOMA時代はユーザーの課金目的が月額コンテンツに向いていたため、iモードで稼げたんでしょうが、スマートフォンの登場によりユーザーの課金はそういったコンテンツからアプリへと移行しているため、月額コンテンツで儲けるのはもう難しいと思うんですよね。
また、こういった思想がある限りiPhoneが発売される可能性はやっぱりないんでしょうね・・・。
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