早速ゲットしたFlameにてSIMの設定をしたところ、接続先を探したままの状態になって3Gによるデータ通信ができないといった事象が発生しました。
どうやらFirefox OS 1.3の仕様らしいのですが、Mozillaからパッチが公開されており適用してみたところうまくいきました。
今回は、パッチを当てる手順をわかりやすく画像付きで解説したいと思います!
Firefox OSスマホ「Flame」にてデータ通信できない時の対処方法
MozillaDeveloperNetworkによれば、APN情報を入力しても設定値が反映されないことがあるそうな。その結果、接続先が見つからないみたいなことになってるようです。で、前述したとおりパッチを当てれば解消される様子但し、初期出荷時のビルドなどではご利用の SIM によっては APN 情報を入力しても設定値が反映されない場合があります。そのような場合はこちらで公開されているスクリプトを用いて端末内のファイルを書き換えることで APN の設定が可能になります(Windows や adb のない環境向けのものは近日ここに公開します)。
引用元:Flame – Mozilla | MDN
ということで、こちらからスクリプトをダウンロードしましょう。右のカラムにある「Download Gist」をクリックすればOKです。保存する場所はどこでもOK。保存したら適当な場所に解凍しておきましょう。
Windowsの場合、USBドライバを導入する必要があるので以下からダウンロードしてインストールしてください。
ダウンロードが完了したら、FlameにてSettingsアプリを起動し、「Device information」をタップ後、「More Information」を選択します。
さらに一番下にある「Developer」を選択して、「Remote Debugging」にチェックを入れましょう。
次にFlameとPCをUSBで接続して、解凍したシェルスクリプトまたはパッチのディレクトリまでcdコマンドを使って移動します。
Macならターミナルを起動して「adb devices」を実行してデバイスが認識されていればOK。
Windowsならコマンドプロンプトを起動して「adb.exe devices」を実行します。
※adb devicesの実行に失敗した場合は、Flameの画面ロックを解除して再実行するか、WindowsならUSBドライバがインストールされているかもう一度確認しましょう
次に、Macなら「./patch-apn.sh」を叩いてシェルスクリプトを実行します。
Windowsなら「patch-apn.bat」を叩いてパッチを実行します。
シェルスクリプトまたはパッチの実行が完了したら、Flameのホームボタンを長押しして、Settingsアプリを上にスワイプして終了させます。
再度、Settingsアプリを起動して、Cellular & Data→SIM1(SIMが入ってるスロットを選択)と進んで、
次に「Data setting」を選択後、利用しているSIMの製品名やサービス名を選びます。
すると、Advanced Settingsに自動で入力されるはず。
選択肢にない場合(OCNモバイルONEなど、ユーザーIDやパスワードがSIMによって異なる場合)は「(custom settings)」を選んでAdvanced Settingsを手入力しましょう。Identifierにはユーザ名を入力します。
右上の「OK」を選べば、通知バーのピクトアイコンが下図のように変わってデータ通信できるかと思います!
いずれOSのアップデートで改善されるかと思いますが、暫定的な対処ということで紹介しました!
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