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アップル、iPhone 6にサファイアガラスを採用かー製造工場に7億ドルを投入

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Yusuke Sakakura更新日:2019/04/24 20:52
アップル、iPhone 6にサファイアガラスを採用かー製造工場に7億ドルを投入
Photo By Sparky
以前から次期iPhoneへの採用が噂されているサファイアガラスですが、画面が割れやすいiPhoneに採用されるとなれば多数のユーザーが喜ぶのは間違いないでしょう。

これまでに伝えられてきたサファイアガラスに関する噂は、アナリストの予測やサプライヤから得た情報によるものでしたが、ここに来て具体的な根拠に基いてiPhone 6にサファイアガラスが採用されるとの報道が出てきました。

サファイアガラスの製造会社、アップルのための工場を7億ドルかけて補強

Wall Street Journalによると、GTアドバンスト・テクノロジーはサファイアガラスを大量生産するために7億ドルを投じてアリゾナ州の工場を整備するとのこと。
Apple Inc. created the blueprint for a smartphone when it covered the touch screen of its first iPhone in glass instead of plastic. Now, it is betting $700 million that sapphire, a harder and more expensive material, can replace glass and better protect future devices.

引用元:New iPhone: A Sapphire Screen and a Higher Cost – WSJ

また、このアリゾナ州の工場を整備する情報は、今月GTアドバンスト・テクノロジーが発表した2014年度第2四半期の決算資料にも記載されており、今年10月末までにアップルから前払金として1.39億ドルを受け取ることや、工場の大きさは約140万平方メートルにも及ぶことが記載されています。

iPhone 5sのTouch IDのセンサー部やカメラのレンズ部にはサファイアガラスが採用されており、これを製造しているのがGTアドバンスト・テクノロジーです。アップルはiPhone 6の高い需要を見越して生産量を増やすという報道もあるため、「サファイアガラスの大量生産=iPhone 6にサファイアガラスが採用される」とは言えませんが、これまでの情報よりも信頼しやすい情報であることは確かだと思います。

サファイアガラスの利点と欠点

サファイアガラスは、その名の通り宝石のサファイアを採用したもので、とても硬く、無色透明であることから工業材料に使われることもあり、身近なものとして腕時計のカバーガラスで使われています。

▼サファイアガラスの硬さに関してはこちらの記事で紹介しています。

ただ、サファイアガラスの採用にあたって懸念材料となるのが、非常に硬いため製造が難しくコストがかかるということです。WSJでは、ゴリラガラスが3ドル(約300円)とされるところ、サファイアガラスは5倍以上の16ドル(約1600円)になると伝えています。

また、サファイアガラスはゴリラガラスよりも重いため、重さをキープする場合はガラスを薄くする必要があります。そのため、実際の硬さ、割れにくさというのは製品になるまではなんとも言えませんが、コストが高く、割れやすさも変わらないのであれば、サファイアガラスを採用する理由はありません。iPhone 6にサファイアガラスが採用されるのであれば、画面は割れにくいと考えていいでしょう。

iPhone 6が発表されるのは9月9日が最有力と見られており、既に1ヶ月を切っています。サファイアガラスが採用されたiPhone 6の登場に期待したいですね。

▼価格が凄いですが、サファイアガラスの保護ガラスが販売されているようです

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