Googleが2017年第3四半期(6月〜9月)に公開予定としている「Android 8.0」がリリース間近となっている。
Android 8.0は今年3月から「Android O」として段階的なプレビュー版の公開がスタート。6月には最終版のAPIをサポートしたデベロッパープレビュー3(インストール方法はこちら)が配信、7月にはバグフィックスを行ったDP4が配信されてあとは正式版のリリースを控えるのみとなっている。
「Android 8.0」の配信日は8月21日が濃厚
実績あるリーカーEvan Blass氏(@evleaks)によると、Android Oは現地時間8月21日(日本時間8月22日)の週に配信が計画されているとのこと。中でも初日となる8月21日のアップデート配信が濃厚とのこと。
なお、同氏は「Android O」と案内しているが、DP版ではバージョン番号が「Android 8.0.0」と表記されている。
Android O release scheduled for the week of 8/21, "most likely on the 21st itself."
— Evan Blass (@evleaks) 2017年8月12日
Android 8.0の新機能と対応機種
メジャーアップデートとなる「Android 8.0」では多数の新機能が提供される。
電池持ちとパフォーマンス改善、通知機能の刷新、アプリアイコンのバッジ表示、入力が面倒なパスワードなどログイン情報の自動入力「オートフィル」、機械学習によるスマートなテキスト選択、起動時間の大幅短縮、ワイヤレスイヤホンの音質を改善する「LDAX」「aptX/X HD」のサポートなどだ(新機能の詳細はこちらで紹介)
Android 8.0にアップデートできるのはNexus 5X / 6P / Player / Pixel C / Pixel / Pixel XLの6機種。2014年に発売された「Nexus 6」と「Nexus 9」は2年間のOSアップデート保証期間が切れたことで対応機種から外れている。
ソニーのXperiaやサムスンのGalaxyなどGoogle以外が発売するAndroidスマートフォンの対応機種はAndroid 8.0の正式配信後に案内される。
「Android O」のコードネームはオレオ?
Photo by Hang Huynh
Androidにはほぼすべてのバージョンにおいてアルファベット順にスイーツの名前を採用したコードネームが付けられている。例えば、Android CはCupcake、Android DはDonut、Android EはEclairだ。
「Android K」ではネスレとコラボしてKitKat(キットカット)の名前が採用されて大々的なキャンペーンも実施された。昨年の「Android N」はユーザーからの募集によってNougat(ヌガー)が採用されている。
「Android O」のコードネームは「オートミールクッキー」になるとの噂もある。Android Oのブランチ名に「oc」が含まれていたことやGoogle I/Oで使用されたコードが記述されたスライド内に「Oatmeal Cookieの文字が存在していたことが理由となっている。ただ、Googleは開発段階で使用していたコードネームが採用されるとは限らない。
Android Kは「Key Lime Pie(キーライムパイ)」、Android Nは「Newyork Cheesecake」だったが、いずれも異なるものが採用されている。
現時点で有力視されているコードネームはないがAndroidユーザーの予想ではナビスコが販売するチョコレートクッキー「Oreo(オレオ)」ではないかとの声が多い。コードネームに製品名が採用されればキットカットに続いて2例目となる。Oreoが採用されれば数年ぶりに大々的なキャンペーンが実施されるかもしれない。