グーグルが、2017年3Qの正式公開を前にAndroidの次期バージョン「Android 8.0 Oreo」のデベロッパープレビューを公開しました。さらに、一般ユーザーも利用できる第2版が2017年5月18日に公開されています。
この記事では「Android 8.0 Oreo」デベロッパープレビューのインストール方法を画像付きで詳しく解説します(「Android 8.0 Oreo」の新機能はこちらでまとめています)
「Android 8.0 Oreo」デベロッパープレビューをインストールする方法
デベロッパープレビューをインストールする最もカンタンな方法は、昨年提供された「Android ベータプログラム」に登録することです。登録するといっても難しいことはひとつもありません。クリックだけで登録が完了します。
「Android 8.0 Oreo」の対応機種
「Android 8.0 Oreo」デベロッパープレビューが利用できるのは、Nexus 5X / 6P / Player / Pixel C / Pixel / Pixel XLの6機種となります。2014年に発売された「Nexus 6」と「Nexus 9」は、2年間のOSアップデート保証期間が過ぎたため、「Android 8.0 Oreo」の対応機種から外れました。
Android ベータプログラムで「Android 8.0 Oreo」をインストールする
Androidベータプログラムに参加すれば「Android 8.0 Oreo」をいつものOSアップデートのようにカンタンにインストール/アップデートすることができます。また、デベロッパープレビューを手動インストールした後でベータプログラムに参加することも可能です。
プログラムに参加するにはandroid.com/betaにアクセスします。Googleへのログインが完了したら、「Android 8.0 Oreo」をインストールしたい端末に表示される「端末を登録」ボタンをクリックします。
利用規約と注意事項が表示されるのでよく読んでから「ベータ版に参加」をタップします。なお、ベータ版に参加して正式版に戻す場合は必ずデータが消去されます。バックアップしていないデータは戻らないので注意してください。
「端末を登録しました」画面が表示されたらベータプログラムへの参加は完了です。
今度はベータプログラムに参加した端末で設定から「端末情報」→「システムアップデート」に進んで「ダウンロード」を選択します。ダウンロードが完了すると、「Android 8.0 Oreo」のインストールが開始されます。
「Android 8.0 Oreo」デベロッパープレビューのダウンロード
まずは、デベロッパープレビューをダウンロードします。「Android 8.0 Oreo」デベロッパープレビューはこちらからダウンロードできます。
リンク先にアクセスしたら、「Android 8.0 Oreo」をインストールしたいモデルをクリックします。
利用規約が表示されるため、チェックボックスにチェックを入れて青いボタンをクリックすると、デベロッパープレビューがダウンロードされます。
開発者向けオプションを有効にする
設定から「端末情報」に進んで、「ビルド番号」を連続でタップして開発者向けオプションを有効にします。
設定に「開発者向けオプション」が追加されるので、「OEMロック解除」と「USBデバッグ」のスイッチをオンにします。
デベロッパープレビューをインストールする
ダウンロードしたZIPファイルのデベロッパープレビューを解凍します。解凍が完了したら、「Android 8.0 Oreo」をインストールしたいデバイスとPCをUSBケーブルで接続してコマンドプロンプトまたはターミナルを起動します。
デバイスの画面ロックを解除してから、「adb reboot bootloader」と入力後、Enterキーを押してブートローダーを起動します。
以下の画面が表示されたら、「fastboot flashing unlock」または「fastboot oem unlock」を入力後、Enterキーを押します。なお、このコマンドを実行すると共に端末が初期化されるので注意してください。
ボリュームキーを操作して「YES」にカーソルを合わせたあと、電源キーを押すとブートローダーがアンロックされます。
ターミナルまたはコマンドプロントにて、cdコマンドを使って解凍した「Android 8.0 Oreo」デベロッパープレビューのディレクトリまで移動します。Macならスクリプト「flash-all.sh」を実行します。Windowsならバッチファイルの「flash-all.bat」をダブルクリックすると実行されます。
これで「Android 8.0 Oreo」デベロッパープレビューのインストールが始まるのでひたすら待ちましょう。
ブートローダーをロックする
デベロッパープレビューのインストール完了後、セットアップを終えたら、設定にて「システム」→「端末情報」に進んで、「ビルド番号」を連続でタップして開発者向けオプションを有効にします。
設定に「開発者向けオプション」が追加されるので「USBデバッグ」のスイッチをオンにします。
今度はPCからコマンドプロンプトまたはターミナルにて「adb reboot bootloader」を入力後、Enterキーを押してブートローダーを起動します。
最後に「fastboot oem lock」を実行します。なお、このコマンドを実行すると共に端末が初期化されるので注意してください。
今度は「YES」を選択してブートローダーをロックすれば「Android 8.0 Oreo」デベロッパープレビューのインストールは完了です。
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