GoogleがAndroid 16を2025年第2四半期(4月から6月)に配信することがわかりました。
Android 15は数週間前にGoogle Pixelデバイス向けにリリースされたばかりですが、早ければ半年後には次の大規模なバージョンアップデートが配信されることになります。
年に2回、SDKリリースを実施
Googleが、これまで年に1回だったSDKのリリースを年に2回に増やすことを発表しています。
1回目は、アプリに影響を与える動作変更を含む大規模なメジャーリリースとして4月から6月に行い、機能アップデートや最適化、バグの修正など小規模なマイナーリリースを9月から12月に行います。
メジャーリリースは、従来のSDKリリースに相当するOSアップデートに直結するもので、これまではおおよそ第3四半期に実施されていましたが、Android 16では第2四半期に前倒しされることになります。
なお、マイナーリリースでは、アプリに影響を与える動作変更はなく、APIレベルの増分も行われません。その代わり、新たにマイナーAPIレベルが追加され、開発者は新しいマイナーAPIレベルを参照することで動作の振り分けが可能になるようです。
リリース時期を変更する狙いは、リリースタイミングをデバイスの発売スケジュールに合わせること。Googleは、今回の変更によって多くのデバイスがAndroidのメジャーリリースをより早く入手できるとしています。
これまで新機種の発売からわずか数ヶ月後に、次のAndroidがリリースされることがありました(Galaxy Zシリーズなど)が、Android 16では減少するかもしれません。
メジャーリリースの前倒しに合わせて、デベロッパープレビューとベータプログラムの開始時期も早める必要がありますが、Googleはデベロッパープレビューの配信をまもなく開始すると案内しています。近年では2月に行われていましたが、Android 16では年内にリリースされる可能性があります。
また、第1四半期と第3四半期には、品質の確保を目的としたアップデートも提供されます。現在、品質向上を目的としたアップデートは、Quarterly Platform ReleaseーQPRアップデートとして四半期ごとにリリースされていますが、QPRアップデートにも変更があるかもしれません。
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