LINE・ポケモンGOを複数アカウントで使う方法。Android 15の新機能「プライベートスペース」で可能に
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

セキュリティとプライバシーが強化されたAndroid 15では、他人に見られたくないアプリを隠すことができる新機能「プライベートスペース」が追加されました。
動画や写真を家族や友だちに見せるときなど、画面ロックを解除したスマホを渡すことがありますが、勝手にアプリを操作されたり、起動されないかいつも気になっているはずです。
そんなときにプライベートスペースが役立ちます。指紋認証やパスコードの入力が必要なスペースにアプリを隠すことができるだけでなく、画面ロックとは異なる指紋やパスコードを設定して2重ロックできるため、誰かに画面ロックを突破されたとしてもアプリを起動できないようにセキュリティを強化することもできます。
さらに、通常のスペースとは異なるスペースを作り出すため、複数アカウントで利用できない、また都度ログアウトが必要なLINEやポケモンGOといったアプリを複数アカウントで利用することができます。
プライベートスペースをオンにする
プライベートスペースに隠したアプリは、アプリドロワーや設定画面に表示されず、起動履歴、通知も表示されません。
完全に隠すことができますが、LINEなどのアプリでは、メッセージが届いたことに気づかないこともあるので注意が必要です。
また、プライベートスペースで起動したアプリで作成したコンテンツ、保存した画像や動画も隠すことができます。
例えば、プライベートスペースから起動したXで保存した画像や動画は、通常のスペースから起動した写真系のアプリ(Googleフォトなど)からは確認できず、プライベートスペースから起動したアプリからのみ確認できます。
つまり、プライベートスペースに保存されたデータには、プライベートスペースからしかアクセスできません。
- まずスマートフォンの設定画面を起動します
- 「セキュリティとプライバシー」に進みます
- 「プライベート スペース」に進みます
- プライベートスペースの説明を読んで「設定」をタップします
- 「OK」ボタンをタップします
- Googleアカウントにログインします
- ここでは「新しいロックを設定」をタップして専用ロックを設定します
- プライベートスペースのロック方法を選択します
- 「開始」をタップして指紋認証の登録を開始します
- 「完了」をタップして設定を完了します
- 以下の画面が表示されたら「完了」をタップします
プライベートスペースにアプリをダウンロード
- ホーム画面を上にスワイプしてドロワーを表示します
- ドロワーの1番下に移動して鍵のアイコンをタップ。指紋認証等でロックを解除します
- プライベートスペースが表示されたら「+」をタップしします
- Google Playでアプリをダウンロードします
- プライベートスペースのロックを解除後、ドロワーのアプリを長押しして「非公開インストール」でDLできます
プライベートスペースからアプリを起動する
- ホーム画面を上にスワイプしてドロワーを表示します
- ドロワーの1番下に移動して鍵のアイコンをタップ。指紋認証等でロックを解除します
- プライベートスペースに表示されたアプリをタップすると起動します
プライベートスペースの利用をやめる
プライベートスペースの利用をやめる方法は以下のとおりです。
なお、プライベートスペースを削除すると、プライベートスペースに追加したアプリとデータが削除されるため、あらかじめデータやアカウントのバックアップを取る必要があります。
- まずスマートフォンの設定画面を起動します
- 「セキュリティとプライバシー」に進みます
- 「プライベート スペース」に進みます
- 「プライベート スペースの削除」に進みます
- 「削除」をタップしてパスコードを入力したら完了です
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