2015年4月に発売されたスマートウォッチ「Apple Watch」は、これまでに3モデル(初代/Series 1/Series 2)が発売された。累計出荷台数が3000万台を突破したとの報道もあるが、Appleには今年中に4モデル目を発売する計画があるようだ。
3世代目となる「Apple Watch Series 3」に関する情報は多くないが新しいデザインや4G/LTEによる通信機能をサポートするとの噂がある。
4G/LTEに対応?懸念される「電池持ち」と「料金」
Bloombergの報道によると、Appleは今年中に4G/LTEに対応したApple Watchを発売するとのこと。
Apple Watchでは、各種通知・メッセージの送受信・電話の発信・Siri・音楽のオフライン再生のための同期など通信機能を利用する場合はiPhoneまたはWi-Fiへの接続が必要になるが、4G/LTEに対応すればApple Watch単独ですべての機能が利用できる。
ただ、4G/LTEサポートに関して気になることが2つある。1つは「バッテリー」、2つは「料金」だ。
初代Apple Watchでは1日に1回の充電が必要だった。iPhoneと大きく変わらずワイヤレス充電のため比較的カンタンに充電できるものの意外にも多くのユーザーが不満の声をあげた。2世代目となる「Apple Watch Series 2」では、バッテリーの持ち時間が大幅に向上した。ヘビーな使い方でも1日、通常の使い方でも3日は充電せずに利用できる。
ただし、4G/LTEをサポートするとなれば電池持ちにも大きな影響が出るだろう。さらなる低消費電力化とバッテリーの大容量化が必要だが、バッテリーが増量されるとの報道は既にある。
4G/LTEで通信機能を利用するには当然、月額料金が必要になる。携帯電話各社はiPhoneとのセットプランやApple Watch専用の料金プランなどを打ち出してくるだろう。どれぐらいならば月額料金を許容できるだろうか。できるだけ料金を抑えたい場合は格安SIMを利用するのも良いかもしれない。LINEモバイルならば1GBが月額500円で利用できる(データ通信のみ)
不満も多いデザインが刷新?
今秋発売される「iPhone 8」はベゼルレスデザインの採用が濃厚となっているが、その情報をいち早く伝えたDaring Fireballは、Apple Watch Series 3がデザインや大きさなどを刷新する全く新しいフォームファクターになるという情報を得たそうだ。
もし、Apple Watchを手にしていないユーザーに購入していない理由を聞いたとしたら「デザイン」を真っ先にあげる人がほとんどだろう。スマートウォッチとしては良いかもしれないが、時計としてはイマイチなデザインだ。
どのようなデザイン・サイズになるかはわからないが、4G/LTEに対応するためにはSIMカードの挿入口やバッテリーの大容量化が必須になる。そのために新しいデザインを採用するのかもしれない。多くの人がAndroid Wearのようなサークル型のデザインを望んでいるはずだが、はたしてそのようなデザインになるだろうか?
なお、今秋配信予定の「watch OS4」では多くの機能が追加される。ピクサーの人気アニメ映画「トイ・ストーリー」のウッディとジェシー、そしてバズが登場する新しいウォッチフェイス、ミュージックアプリの刷新、ジムに設置されたマシーンとの連携機能などだ。
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