Googleが、開発に2年が費やした最新版の「Google Earth(グーグルアース)」が公開されました。最新版では、「ホーム」を大きなテーマとして大幅に刷新したバージョンになっています。
世界各地のガイドツアーが楽しめる「Voyager」
新機能「Voyager」は、世界屈指のストーリーテラーや科学者、非営利団体のものに制作されたインタラクティブなガイドツアーが楽しめます。
ガイドツアーは「旅行」「自然」「文化」などのカテゴリに分類。Googleがおすすめするツアーも用意されていて、例えば、特定の地域に生息するキレイな鳥、奇怪的な建造物を世界各地で建造してきた建築家フランク・ゲーリーの作品、グランドキャニオンの観光スポットを3Dマップ、写真、解説付きで楽しむことができます。
現在、50以上のツアーが用意されていて今後も毎週新しいツアーが追加されるとのこと。ただし、英語のツアーがほとんどになっています。
ランダムで世界の秘境を探検できる「I’m feeling lucky」
今回のバージョンで「I’m feeling lucky」も刷新されました。
アプリで専用のアイコンをタップすると、20,000以上の目的地からランダムに選定されたスポットにアクセスして「情報カード」を表示すると、その場所の歴史や事実を学ぶことができ、豊富な写真からスポットのイメージをつかむことができます。
Google Earthの主な使い方は行ってみたいと思う場所を表示してみることがほとんどですが、「I’m feeling lucky」のランダムアクセスによって、これまで知ることもなかった世界の秘境を探検することができます。
場所だけでなく、見た角度まで共有可能に
新しい「Google Earth」では、3Dボタンをタップしてスポットや建造物などをあらゆる角度から眺めて友だちにシェアすると、同じ場所はもちろん、自分が見たままの角度を「ポストカード」として共有することができます。
世界の伝統家屋に訪れる「This is Home」
Google Earthを初めて使った時、誰もが自宅の周辺を探検したはず。最新版のGoogle Earthでは、雪で作るイヌイットのイグルーなど異なる文化・世界中の文化における伝統的な家屋を探検できる「This is Home」が追加されました。
1年を移動しながら暮らす人々、極寒の地で暮らす人々など、日本とは異なる文化で発展した家屋を巡ることができます。
今のところ「This is Home」にアクセスできるボタンなどがありませんが、こちらのリンクをタップしてGoogle Earthアプリを選択すると、「This is Home」にアクセスできます。
PCはアプリのダウンロード不要で利用可能に
新しいGoogle Earthは、今日からAndroidとChromeブラウザからアクセスできます。そう、これまでGoogle EarthをPCで楽しむには専用のソフトウェアをダウンロードする必要がありましたが、ブラウザで気軽に楽しむことができます。
既にGoogle Playストアでは最新版のGoogle Earthアプリが公開されていて、今後、iOS版やChrome以外のブラウザに対応する予定です。
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