11月3日に発売された「iPhone X」にはホームボタンが存在しないため、これまでのiPhoneとは使い方が異なる。そのひとつが「簡易アクセス(Reachability)」だ。
簡易アクセスはiPhoneのホームボタンを2回軽くタップするだけでオンになり、画面が下方向にスライドすることで片手でも快適にディスプレイ上のボタンを操作できる。iPhone 7シリーズまではホームボタンを2回軽くタップするだけで起動できたが、iPhone Xではどのように操作するのだろうか。
iPhone Xで「簡易アクセス」を利用する方法
「iPhone X」を最新版にアップデートする
発売直後の「iPhone X」にはiOS 11.0.1がインストールされているが、同バージョンでは簡易アクセスが利用できない。まずは、最新版のiOS 11.1~にアップデートする必要がある。
iPhone Xをアップデートするには、設定から「一般」→「ソフトウェア・アップデート」に進む。
「ダウンロードとインストール」をタップしてパスコードを入力すると、iOS 11.1へのアップデートがスタートする。
「簡易アクセス」をオンにする
簡易アクセスを利用するには設定をオンにする必要がある。設定画面から「一般」→「アクセシビリティ」に進む。
画面を少し下にスクロールして「簡易アクセス」のスイッチをオンにすると簡易アクセスがオンになる。
ホームインジケータを下方向にスワイプ
「iPhone X」をiOS 11.1にアップデートしたら、画面下部に常時表示されている細長いバー「ホームインジケータ」を下方向に軽くスワイプする。簡易アクセスがオンになり、画面が下にスライドする。元の表示状態に戻したい場合は、ホームインジケータを上方向に軽くスワイプする。
「簡易アクセス」をオフにする方法
「簡易アクセス」はホームインジケーターを下方向に軽くスワイプすることで起動できるが、Safariでウェブをスクロールしている時やTwitterのタイムラインをスクロールしている時に誤操作が起きてしまいそうだ。
簡易アクセスをあまり利用しないのであれば設定画面から起動できないようにオフにすることもできる。簡易アクセスが起動しないように設定するには設定画面から「一般」→「アクセシビリティ」に進む。
さらに「簡易アクセス」を選択して簡易アクセスのスイッチをオフにすると、ホームインジケーターを下方向にスワイプしても簡易アクセスが起動しなくなる。
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