iPhone Xの顔認証「Face ID」はディスプレイ側に搭載されたTrueDepthカメラが30,000以上の目に見えない赤外線ドットを顔に照射することでユーザーの顔を認識・判別しているが、リアカメラが故障した場合も利用できなくなってしまうようだ。
リアカメラの修理またはカメラユニットの交換で対応
9to5MacがAppleとApple正規サービスプロバイダで共有されている最新のサポート文書を入手し「iPhone X」に搭載された顔認証「Face ID」の故障に関するサポート内容がアップデートされたと伝えた。
サポート文書によればFace IDが使えなくなった「iPhone X」が持ち込まれた場合、まず診断テストを行いiSightカメラの修理で問題が解決できるかを確認する。解決できる場合は修理を、解決できない場合はカメラユニットごと交換して対応するそうだ。
Face IDで使用されているのはディスプレイ側に配置されたTrueDepthカメラでバックパネルに配置されたiSightカメラとは無関係に思えるが、9to5MacはRedditに投稿された情報を元にiSightカメラが故障するとFace IDが使えなくなるケースを紹介している。また、Twitterで検索してみるとiSightカメラの問題でFace IDが動作せずカメラモジュールの交換対応を受けたとの報告やカメラ交換で直らなければ本体交換になるとの説明を受けた報告も確認できる。これまでは本体交換で対応していたが、これからはカメラユニットだけを交換するということだろう。
iPhone XのFace ID動かなくなったけど、どうやら問題は外側のカメラの方だったらしくカメラモジュール交換してもらって治った。良かったよかった。
— がらえもん (@garaemon) November 22, 2017
私のiPhone XのFaceIDが突然使えなくなった問題は、通常カメラの故障により、カメラの修理交換の為に一晩入院。それで治らなければ、本体交換。明日昼前に引き取りになった。
— BlogFromAmerica (@BlogFromAmerica) February 4, 2018
つまり、iPhone Xに搭載されている3つのカメラのうち1つでも故障した場合はFace IDが利用できなくなってしまう。iPhoneをよく落とす人は注意が必要だ。
なお、Face IDが利用できなくなった場合はFace IDの設定画面にて“Face IDは利用できません”のメッセージが表示される。カメラアプリを起動して何らかの異常がある場合はその旨をAppleサポートで伝えた上、Apple StoreまたはApple正規サービスプロバイダを予約して持ち込み修理を行う必要がある。
コメントを残す