2017年8月29日に北朝鮮がミサイルを発射し日本上空を通過して太平洋に落下した。日本政府はミサイル発射を受けてJアラートを発信したが機種や地域によって受け取れない場合もあった。
受け取れない場合があっては困るJアラートを受信できるアプリが「Yahoo!防災速報」だ。
Jアラートが鳴らない機種でも受信できる「Yahoo!防災速報」
日本政府が発信するJアラートは携帯電話事業者から通知を受け取ることもできるがいくつかの原因で受信できないことがある。対処方法はアプリ「Yahoo!防災速報」をダウンロードすること。なお、総務省消防庁が受信できない時の対象地域として紹介しているアプリなので安心して利用できる。
Yahoo!防災速報をApp StoreまたはGoogle Playストアからダウンロードしたらアプリを起動して設定を進める。通知に関する設定がいくつか表示されるのですべて「許可」を選択する。
なお、Jアラートは弾道ミサイルが発射されても日本に飛来する可能性がない限りは発信されない。さらに、日本であっても対象地域でなければ通知されないが、Yahoo！防災速報をダウンロードしておけば日本に飛来する可能性があれば通知を受け取ることができる。
ただし、通知は一般的なアプリと変わらずマナーモードに設定している場合や就寝中は通知に気づくことが難しい。その場合は携帯電話事業者を経由して配信されるエリアメール・緊急速報を受信する必要がある。これらの通知は大音量と共に受信するので就寝中でも気づくことができる。
注意事項
- 事業者を経由して配信されるJアラートが受け取れない場合に「Yahoo!防災速報」が利用できる
- ミサイルが日本に飛来する可能性があればJアラートの通知を受け取れる
- 通知方法は一般的なアプリと同じ。マナーモード時や就寝中は気づけないことがある
Jアラートが鳴らない原因
日本政府が発信するJアラートは携帯電話事業者から通知を受けることも可能だがいくつかの原因で受信できないことがあるため、原因をまとめておく。
日本に飛来する可能性に限定。さらに対象地域以外には配信されない
Jアラートは発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合に限り発信される。また、配信される地域が限定される場合もある。8月29日に北朝鮮が発射したミサイルが日本を横断して北海道・東北方面の太平洋上に落下した時には北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、新潟、長野の12道県にのみ配信された。
ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイルならほとんどの機種で受信可能
Jアラートは日本政府が発信すると携帯電話事業者を経由してスマートフォン・携帯電話にエリアメールや緊急速報メールとして配信される。
ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイルといった大手事業者であればほとんどの機種でJアラートを受信できるが一部受信できないスマートフォンが存在する。Jアラートの対応機種は各通信事業者のウェブサイトから確認できる。
格安スマホとAndroidの組み合わせは注意が必要
格安スマホ(MVNO)においてはAndroidを利用する場合、事業者がエリアメールや緊急速報メールに対応しているまたはキャリアが販売するスマートフォンを同系列の格安スマホで使用する場合（例：auで購入した機種をUQ mobileで利用など）においてはエリアメール・緊急速報メールが受信できる。
iPhoneの「緊急速報」をオンに
iPhoneで緊急速報メールを受信するには設定画面で緊急速報をオンにする必要がある。
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