サムスン、Galaxy S7にLive Photo似の「モーションフォト」と史上初の「モーションパノラマ」を搭載
サムスンが、今朝発表した「Galaxy S7」と「Galaxy S7 edge」には、新しいカメラ機能として「モーションフォト(Motion Photo)」が搭載されています。
この機能は、アップルが昨秋発売したiPhone 6s / 6s Plusに新機能として追加された「Live Photos」にとても良く似た機能となっています。
「動きのある写真」がカメラスマホのトレンドに
アップルの「Live Photos」は、シャッターを押した前後1.5秒の静止画とサウンドを記録して、写真を動画のように撮影できる機能です。再生時は、3D Touchと呼ばれる感圧式のディスプレイを深く押すことで再生することができます。
対するサムスンの「モーションフォト」は、シャッターを押す前の3秒間を記録するというもの。撮影後に写真として保存したい瞬間を切り取ることが可能です。
スマホの巨大メーカー2社が「動きのある写真」を搭載したことで、カメラスマホのトレンドになりつつあるわけですが、アップルの「Live Photo」に対応しているのはFacebookのみ、TwitterもInstagramも対応しておらず、まだまだ利用シーンが限られています。
今回、全世界で大きなシェアを持つサムスンのフラグシップモデルにも搭載されたことで、同機能が普及すれば、TwitterやInstagramが「動きのある写真」の対応に乗り出すかもしれません。そうなれば、目にする機会が増え、よりカメラスマホを楽しむことができそうです。「また、サムスンの真似か」と言われてしまいそうですが、ただの真似ではなく一定の価値はありそうです。
LivePhotosを超える史上初の「モーションパノラマ」
さらに、サムスンは「史上初」として、パノラマで撮影した写真に動きを加える「モーションパノラマ」をGalaxy S7 / S7 edgeに搭載しています。これは、「モーションフォト」のパノラマ撮影版で、Galaxy S7 edgeのディスプレイを指でスワイプまたは横に振るとアニメーションとして再生できるというもの。
パノラマ撮影は景色・人物、動物などが静止していないとキレイな写真を撮影するのが難しく、使う機会がほとんどありませんが、「モーションパノラマ」は動きを前提としているため、今よりもパノラマ撮影が身近なものになりそうです。
特に野球場やサッカースタジアム、ライブ会場などの興奮を伝えたい時に使ってみたい機能です。
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