日本時間6月25日、Microsoftがオンラインイベントを開催し「Windows 11」を正式発表した。提供時期は2021年末でWindows 10を搭載したデバイスであれば無償でアップデートが可能。
Windows 11には起動画面や起動音、タスクバー、スタートメニューのデザイン刷新といったメジャーアップデートが含まれる。なかでも注目はWindows 11上でAndroidアプリが動作する新機能だ。
開発者は独自のコマースを導入可。手数料の支払い不要に
MicrosoftはAmazonとの提携によってAmazon App Storeで公開されているAndroidアプリをMicrosoft App Storeで提供する。
新しいデザインで提供されるスタートメニューにAndroidアプリを登録してここから起動することも可能。タスクバーにはWindowsアプリとAndroidアプリが並ぶことになる。
Windows 11上でAndroidアプリを動作させる上でインテルのブリッジテクノロジーが使用されるが、The VergeによるtAMDおよびARMベースのシステムでも動作するとのこと。なお、Amazon App StoreにはすべてのGoogleアプリが公開されているわけではないため、一部のアプリのみ動作することになる。
Amazon App Storeに公開されているすべてのAndroidアプリをサポートするのか、それとも一部になるのかもわからないが、少なくともTikTokやSpotify、Kindle、Uber、Pinterest、Twitter、Disney+などが含まれるようだ。
MicrosoftはTikTokで動画を撮影して投稿したり、Khan Academy Kidsのオンライン学習をWindows PC上で利用できると説明している。
開発者にとって大きいのは独自のコマース(アプリ内課金)を導入して100%の収益を得られること。App StoreやGoogle Playストアのように手数料が取られることはないという。
Windows 11上で動作するAndroidアプリについては今後さらなる詳細が公開されるとのこと。なお、Windows 11対応機種かどうか確認できるアプリをダウンロードできるWindows 11の公式サイトが公開されている。
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