リコール後にAnkerモバイルバッテリーで火災事故。回収率47.8%、消費者庁が使用中止・回収呼びかけ
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
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2025/10/29 12:11

消費者庁は10月28日、リコール製品を含む重大製品事故の発生を公表しました。
重大製品事故とは、製品の使用中に火災などにより、人命または身体に重大な危害が生じた、またはそのおそれがある事故を指します。
今回公表された事故には、アンカー・ジャパンが販売したモバイルバッテリー「Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W)」が関係する火災事故が含まれています。なお、事故発生時にはすでにリコールが呼びかけられていました。
消費者庁の報告によると、2025年9月19日に車両内で、9月30日に学校で火災が発生し、いずれも当該製品および周辺が焼損しました。学校での事故では、異音や発煙が確認された後に出火が確認されています。
いずれの事故も製品が原因と疑われていますが、詳細は現在調査中とされています。
Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W)は、サプライヤーによるセル製造時の不適切な部材使用が判明したことを受け、2025年6月26日からリコールが実施されています。
販売期間は2024年5月16日~2025年6月6日で、対象台数は約40万台。2025年10月27日時点の回収率は47.8%にとどまっています。
消費者庁は対象製品を所有する人に対して、直ちに使用を中止し、事業者の回収・交換を受けるよう呼びかけています。
リコールに関する問い合わせ先
- 電話番号:0120-775-171
- 受付時間:9時から17時(土日祝日を除く)
- ウェブサイト
- オンライン受付フォーム





















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