Apple、iPhoneの20周年モデルを「ガラス中心」に刷新へ。廃れたエッジデザインを再発明か

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Y.Sakakura

Appleは、iPhoneの発売から10周年を迎えた2017年、ホームボタンを廃止してオールスクリーンデザインを採用した「iPhone X」を発売しました。

当時、ティム・クック氏はiPhone Xについて『これからの10年間のテクノロジーの進む道を示す製品』と表現していました。

それから10年。Appleは再び、iPhoneの今後を方向づける大きなデザイン変更を準備しているようです。昨年導入された新しいデザイン言語のLiquid Glassも伏線なのかもしれません。

そして20周年を迎えるiPhoneでは、ソフトウェアだけでなくハードウェアそのものも“ガラス”を中心としたデザインへ進化すると報じられています。

CEOがティム・クック氏からジョン・ターナス氏へ交代するタイミングとも重なり、新時代を象徴するモデルになりそうです。

10年前のiPhone Xではホームボタンと上下の分厚いベゼルを廃止しましたが、20周年モデルでは前面と背面のガラスが側面まで回り込む、新たなデザインを採用するとされています。

前後のガラスが側面まで回り込む新デザイン

BloombergのMark Gurmanによると、Appleは前面と背面にガラスを使用し、そのガラスが本体側面までカーブして回り込む新型iPhoneを開発しているとのこと。

正面から見たときにベゼルをほとんど感じさせない、真のオールスクリーンデザインが実現するかもしれません。

カーブガラスと聞いて思い浮かべるのは、かつてSamsungがGalaxy Sシリーズなどで採用していた「エッジディスプレイ」です。

エッジディスプレイは、左右のベゼルを視覚的に薄く見せられる一方で、意図しないタッチや画面端の見づらさ、保護フィルムを貼りにくいといったデメリットもありました。その後、スマートフォンの主流は再びフラットディスプレイへと戻っています。

ベゼルレスを追求しながら、かつてのエッジディスプレイが抱えていた弱点をAppleがどのように解消するのか期待したいです。

完全なオールグラスデザインは断念か

前面と背面のガラスが接する部分には、金属製のバンドが配置されるとしています。

Appleのデザインチームでは、金属の使用をさらに減らし、より多くの部分をガラスで構成する野心的なデザインも検討されていましたが、この案は早い段階で断念されたとのこと。

このデザインでは、複数のガラスパネルを接合する際に問題が発生。さらに、大量生産を前提に設計を詰める段階で実現が難しいことが判明したと関係者は説明しています。

こうしたガラスを多用するiPhoneについては、JefferiesのアナリストEdison Lee氏が計画の中止を報告していました。一方、Gurmanは製品ロードマップに変更はなく、現在も開発が続いていると伝えています。

Gurmanによれば、新型iPhoneのデザインは通常、発売のおよそ1年前には固められます。今後、予期せぬ問題が発生する可能性は残されているものの、20周年モデルの計画はすでに高度なテスト段階に入り、大部分が固まっているとのことです。

折りたたみiPhoneからiPhone Air 2まで。今後の新製品計画

Appleは来月10日に、可変絞りを採用した新たなカメラを搭載するiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxを発表し、新色としてダークレッドを追加する計画とも報じられています。

さらに、iPhone史上最大級の変化となる折りたたみモデルも発売する見込みです。

来年春には、標準モデルのiPhone 18と低価格モデル「iPhone 18e」を投入する計画。また、好評を得ながら販売面では苦戦したiPhone Airの第2世代モデルも同じタイミングで登場するとされています。

第2世代iPhone Airでは、カメラがシングルからデュアルに進化するほか、プロセッサの性能向上やバッテリー駆動時間の延長など、初代モデルの弱点を補う改良が加えられるようです。

このほかAppleは、スマートグラスやカメラを搭載したAirPods、AIを中心としたウェアラブル製品、スマートホームデバイスなどの開発も進めているとしています。

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情報元:Bloomberg

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