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新型iPhone、低価格モデルの発売日に“やや遅れ”か Apple Pencil対応は実現せず

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Yusuke Sakakura公開日:2018/08/28 7:53
新型iPhone、低価格モデルの発売日に“やや遅れ”か Apple Pencil対応は実現せず

Appleが数週間後に発表する新型iPhoneは一部モデルが専用のペンデバイス「Apple Pencil」をサポートすると噂されていたが、残念ながら見送りとなるようだ。

未発表のAppleデバイスにおいて最も信頼できる情報を伝えるMing-Chi Kuoが新型iPhoneに関する最新のレポートを公開した。

デュアルSIM対応は中国など限られた地域のみ提供

KuoのレポートによるとAppleは9月9日の週にスペシャルイベントを開催し、3つの新型iPhoneを正式発表するようだ。

これまでの傾向やリークされたドイツの携帯電話事業者の計画から発表日が9月12日、予約開始日が9月14日、発売日は9月21日と報じられている。

以前、Kuoは3機種すべて同じタイミングで発売されるとしていたが、最新のレポートでは製造工程で問題に直面している6.1インチの低価格モデルの発売日は他の高機能モデルより「やや遅れる」としている。具体的な遅延状況は報告されていないが、11月末以降と報じられていたような事態にはならないかもしれない。

デュアルSIMは中国限定?

昨夜、Bloombergも報じたとおり画面サイズの大きな6.1インチと6.5インチのモデルは2つのSIMカードが利用できるデュアルSIMをサポートするようだ。ただし、中国などの限られた地域でのみ利用できるとのこと。なお、未確定と前置きした上で5.8インチモデルはシングルSIMながらも埋込み型のeSIMをサポートする可能性があるとしている。

新型iPhoneのスペック

6.1インチモデルは低価格であるもののチップセットは他の2機種と同じように最新の「A12」チップを搭載するという。メモリの容量は他の機種に比べて1GB少ない3GBになるため性能には小さい差は生まれる。

バッテリーの容量は6.5インチが3,300-3,400mAh、5.8インチが2,700-2,800mAh、6.1インチが2,600-2,700mAhとなる。以前、Kuoはバッテリーの構造が改善されるとレポートしていたが従来のままとなるようだ。販売価格は6.5インチが900-999ドル、5.8インチが800-900ドル、6.1インチが600-699ドルになるとのこと。

なお、現在はiPadのみで使用できるペンデバイス「Apple Pencil」を有機ELディスプレイを搭載した新型iPhoneがサポートすると報じられたがKuoは優れたユーザーエクスペリエンスを実現できないことを理由に対応しないとレポートしている。

6.5インチ5.8インチ6.1インチ
ディスプレイ有機EL有機EL液晶
チップA12A12A12
メモリ4GB4GB3GB
ストレージ64GB/256GB/512GB64GB/256GB/512GB64GB/256GB
デュアルSIM×
メインカメラデュアルカメラ
6層レンズ
光学手ブレ補正
デュアルカメラ
6層レンズ
光学手ブレ補正
シングルカメラ
6層レンズ
光学手ブレ補正
アンテナ4×4 MIMO4×4 MIMO2×2 MIMO
フレームステンレススチールステンレススチールアルミニウム
バッテリー3,300-3,400mAh
2セル
2,700-2,800mAh
2セル
2,600-2,700mAh
1セル
ボディカラー3色3色5色
原価340-380ドル310-340ドル240-270ドル
販売価格900-999ドル800-900ドル600-699ドル
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