NTTドコモ、AndroidやWindows Mobile用の統合マーケットを提供へ。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

このマーケットプレイスは2009年度中にプロトタイプが提供されるとのこと。
現在、AndroidにはGoogleがWindows Mobileにはマイクロソフトがマーケットプレイスを提供しているが、英語仕様となっており、日本語での検索では不便なポイントがあるとNTTドコモの山田社長が指摘。
オープンOSの市場拡大を図るためにもAndroidマーケットなどとは別にドコモ独自のマーケットプレイスを提供していくと発表しました。
ドコモの統合マーケットプレイスでは、各OS向けのアプリケ-ションの他に音楽や映像、書籍などのコンテンツやWebサービスなど多彩なコンテンツやサービスを流通させる予定。課金方法については複数用意するとのこと。
統合マーケットプレイスを利用できる端末としてドコモのオープンOS採用端末の矛兄他社のオープンOS端末もインターネット経由でアクセス可能にしていきたいのこと。
HT-03Aのタッチアンドトライに行った際にQ&Aの場でGoogleのトム氏がAndroidマーケットでの有料アプリの決済方法について「お楽しみに」と答えたのはこういう事だったんでしょうか?
つまり、Google側ではなく有料アプリの課金方法についてはNTTドコモが用意すると。
最初ITproの記事のタイトルを見たときに「余計な事を・・・」と思いましたが、確かにNTTドコモの山田社長の指摘通りAndroidマーケットの検索機能は日本版では精度が悪くGoogleのものとは思えないほどです。
課金方法についてもNTTドコモが提供するならば、クレジットカードや電子マネーだけでなく、月々の電話料金に加算する形で請求するなど幅が広がるのではないかと思います。
しかし1点だけ気になるのはいつ統合的なマーケットプレイスが導入されるのかという事。Googleのトム氏は「G1の時よりも早い時期に投入する」と話していただけに期待していたんです2009年度中にプロトタイプの提供予定となるとまだまだ先になりそうですね。