Googleが今月よりアメリカ、イギリスなど5カ国で販売されているGoogle携帯「Nexus One」を日本販売に向けて準備を進めているとお伝えしましたが、これに伴ってNTTドコモは携帯電話向けのSIMカードの販売を検討しているようです。
また、先日Appleより発売された「iPad」で利用できる専用SIMカードの販売を検討していることが明らかになりました。
徐々にSIMフリーの方向へ持っていければいいが・・・。
ドコモ、iPad用「SIMカード」販売へ : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
読売新聞によれば、NTTドコモがAppleより発表された「iPad」の日本での販売(3G+Wi-Fi対応版)にあわせてSIMカード単体での販売を検討し、さらにGoogleが開発を手掛ける「Nexus One」の日本での販売に伴って携帯電話向けにもSIMカードの単体販売を検討していることが明らかになりました。
これにより、国外では一般的なSIMフリーがこれを機に日本でも普及し始めるかもしれませんね。元々、2007年に開催されたモバイルビジネス研究会で2010年を目処にSIMフリーを導入するというのは決まっていた事ですが、決め手が海外の端末というのはなんとも日本らしいですね・・・。
SIMフリーが導入されても迂闊に喜んではいられず、気になるのは料金ですよね。現状のままならおそらく「Nexus One」は月額5980円で利用が可能ですが、「iPad」はスマートフォンではなく、PCタブレットという位置づけになり月額1万3650円になる可能性大。
現状としてNTTドコモ、ソフトバンクモバイルは同じ通信規格を採用しているためSIMフリー化できますが、2社と通信規格の異なるauはSIMフリー化しても通信を行えないため、完全なSIMフリー化は各社がLTEの導入を開始してからの話になるでしょうね。
ちょっとだけ「iPad」について話しておくとやはりPCタブレットというPC寄りのカテゴリで販売する限りマルチタスクなし、Flash非対応というのは辛いかなと。さらに期待されている電子書籍サービスが日本では展開されないとなってはやはりただのおっきい「iPod touch」なんですよね・・・。
また、スマートフォンというカテゴリならばマルチタスクとFlashをサポートすると快適に動作しないから載せないというAppleの考え方はわからなくもないですが、PCタブレットというPC寄りのカテゴリでそれはなー・・・という感じです。よくスマートフォンとノートパソコンの間に属すると言われますが、スマートフォンの域を出ていないというのが真ですね。「iPad」買うぐらいならちょっと多めに出して「MacBook Air」買った方が幸せになれるんじゃないでしょうか。