ドコモ、Xi(クロッシィ)の下り最大75Mbps対応エリアを2013年6月までに拡大へ。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。
2014/10/11 23:26

Xi(クロッシィ)の現状
NTTドコモが展開するLTEを通信規格に採用したXi(クロッシィ)では、下り最大100Mbps(112.5Mbpsで提供しているが、端末側でサポートされていない)で通信することが可能ですが、対応エリアはごく一部となっており、さらに、下り最大75Mbpsで通信可能なエリアも基地局による、という状況になっています。
そのため、対応エリアによらず全国で利用できる通信速度は下り最大35Mbpsというのが現状です。
2013年6月末までに75Mbps対応基地局を1万局に増局
日刊工業新聞によれば、NTTドコモは2013年3月末までにLTE環境下にて下り最大75Mbpsの対応基地局を4000局に増局し、さらに2013年6月末までに1万局に増局することで、全体で2万3000局あるLTEの基地局のうち1/3を下り最大75Mbpsに対応させるようです。
他社を追いかけるNTTドコモ
通信規格にLTEを採用したXi(クロッシィ)を他のキャリアよりも約2年先駆けて提供し、対応エリアに関しては他キャリアよりも優れていますが、通信速度を下り最大75Mbpsに絞った対応エリアは他のキャリアよりも優れているとは言えない状況にありますね。
この状況を打開すべく、下り最大75Mbpsの対応エリア拡大や以前お伝えした2014年度に向けて通信速度を現在の5倍に押し上げる計画にあるのかもしれませんね。