とにかくレイアウトが崩れるので常用するには至らなかった「Opera」ですが、最近になって独自のレンダリングエンジン「Presto」からGoogle ChromeやSafari、Androidの標準ブラウザ、PlayStation3 PlayStation VITAなど広く利用されている「WebKit」に変更すると発表されました。
WebKitへの変更が発表されたのは約3週間前のことですが、早速WebKitを採用した「Opera ブラウザ ベータ版」が公開されたのでちょっと使ってみましたよ!
Opera ブラウザ ベータ版 – Google Play の Android アプリ
レイアウトは崩れにくく、レスポンスの良いブラウザになった!
WebKit版のOperaと現行のOperaでのレンダリングを動画で撮影してみました。読み込み速度はWebKitの方が速く感じますね。また、ピンチアウト/ピンチイン時の拡大・縮小時のレンダリングがスムーズな気がします。
ベータ版では主要3機能が提供されている!
「Opera ブラウザ ベータ版」では、「データ圧縮モード」「Speed Dial」「ディスカバー機能」といった主要3機能が提供されています。「データ圧縮モード」は、その名の通り表示するウェブサイトのデータ容量を圧縮して表示してくれる機能のようです。
128kbpsの低速データ通信SIMを利用している人や速度制限がかかった時はそれなりに使えると思いますが、WebKitになってレイアウトが崩れにくくなったと思ったらデータ圧縮モードをONにすると、レイアウトが崩れるわPC向けにリダイレクトされたりとなんやら扱いにくい・・・。
データ容量は圧縮されてもPC向けのサイトを圧縮するのでは、スマホ向けのサイトをそのまま表示した方がデータ容量小さいんじゃないかと思ったり・・・。まぁ、ベータ版なのでここは今後に改善を期待したいですね。
「Speed Dial」は、お気に入りを1つの画面で管理できるというものです。
「Speed Dial」では、ブックマークしたページをアプリの様にフォルダ管理したりできるんですな!普通はツリー上に管理されるんですが、こっちの方がわかりやすい!
ブックマークしたページは、アイコンをタップ&ホールドして移動したり、アイコンを重ねることでフォルダを作ったりするなどアプリの操作性にかなり近いものになっています。
「ディスカバー機能」は、ユーザーに適したコンテンツを表示してくれるというもの。コンテンツは履歴を元に表示されるのかな?
インターフェースもまるごと変更されている!
ツールバーやタブの操作などインターフェースもまるごと変更されています。
これまでのOperaはちょっとポップな雰囲気でしたが、ベータ版ではスタイリッシュになっていますね!
ただ、タップする機会の多いツールバーは上に配置するのではなく、下に配置して欲しかったなー・・・。
今後も期待したいWebKitの「Opera」
ベータ版ながら一定の機能は備わっていますし、ブラウジングしてて強制終了するといったこともないので、現段階で常用できなくもありません。動作もなかなか快適ですしね。レンダリングエンジンがWebKitになって他のブラウザとの差異が埋まり、インターフェースもありがちなものになってしまい、「Operaらしさ」は主要3機能に収まってしまっていますが、ここは開発が進むにつれて現行のOperaで提供されているOperaらしい機能が追加されていくものと思われます。
Opera ブラウザ ベータ版 – Google Play の Android アプリ
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