ドコモ、2013年7月度の純増数は2ヶ月ぶりの純増へ
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

7月に投入した割引キャンペーンが純増の要因に?
ロイターによると、NTTの代表取締役社長を務める鵜浦氏が2013年7月度の契約数にて2ヶ月ぶりの純増に転じるとコメントしたとのこと。
鵜浦社長はドコモについて「7月の純増数はかなりの数で獲得できたと聞いている」と説明。「6月の純増数がたまたま厳しかったがゆえに厳しい評価をされているが、これで評価が多少変わるのではないか」とし、特定のスマートフォン(多機能携帯電話)を重点的に販売するドコモの「ツートップ戦略」に一定の評価を示した。
ちなみに、ツートップが初めて投入された2013年5月度の契約数は9万2000件の純増、MNPは-13万5800件の転出超過、2013年6月度の契約数は-5900件の純減、MNPは-14万6900件の転出超過を記録しており、いきなり「純減数はかなりの数で獲得できた」というのはちょっと不思議に感じますが、NTTドコモは7月より月々サポートによる割引額の増額やMNPでドコモXiスマートフォンを購入した場合に2万円を割引く「Xiスマートフォン 他社からのりかえキャンペーン」、MNPでGALAXY S4をMNPで購入した場合に2万円を割引く「GALAXY S4 他社からのりかえキャンペーン」など続々と割引キャンペーンを投入しており、これが要因かと思われます。
鵜浦氏は「キャッシュバックで(純増数が)回復したと思っていない」とコメントしたとのことですが、これだけのキャンペーン投入しておいて純増に寄与したなかったのであれば、それはそれでキャンペーンの打ち方を誤ったという見方もできますよね・・・。
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