NTTのドコモが2013年度の決算説明会を行い、2014年度中に「LTE-Advanced」を導入すると発表しました。
ドコモは、世界最速を謳う下り150MbpsのLTEを2013年10月にスタートさせたばかりで現在は東名阪エリアなど一部で利用することができますが、「LTE-Advanced」の導入後は一気に下り225Mbpsまでスピードアップすることとなります。
下り100Mbps以上のLTEに対応した基地局数も10倍以上に
2013年度の決算説明会では、スマートフォンの利用数が2012年度末から30%増加し、それにともなってLTE対応のスマートフォン比率が約8割になったと発表されました。結果的にLTEの契約数は約2200万契約となり、アメリカのVerizon、AT&Tに次いで世界第3位となったとのこと。
ユーザーの8割がLTEスマホを利用しているとのことで、LTEの整備を進めればユーザーの満足度も自ずと上がっていきそうですね。
既にドコモはLTEの整備を進めていて、2013年度には基地局数が2.3倍となり、東京・大阪・名古屋のビジネス街の通信速度(下り方向)はキャリアNo1になったようです。
2014年度の取り組みとしては、LTEの基地局数を4万局増加させ、下り100Mbps以上に対応した基地局数も10倍以上の4万局を目標にするとのこと。
“下り225Mbps”や”下り100Mbps”と聞くと、「おぉっ!速そうだな!」という印象を持ちますが、ドコモのユーザー数は国内トップでトラフィックも多いため、実際に利用してみると他キャリアよりも遅いことがほとんどです。
個人的には理論値よりも実際の速度が気になるところですが、下り225Mbpsともなると実際の速度も気にならない速度になっているのかもしれませんね。
▼ドコモの決算説明会で使われた資料はこちらから確認できます。
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