2年前に問題となった「コンプガチャ」問題をみなさん覚えているでしょうか。
お金を払ってカードをランダムで引き、特定のカードを一定の枚数揃えると珍しいカードがもらえるというもので、消費者庁が景品表示法に抵触することを明言して一気に収束した問題です。
ちょうどコンプガチャ問題が起きた年に「パズドラ」の提供が開始され、無課金でもある程度遊べることもあって大人気となったわけですが、ここに来てまた別の問題が起きているようです。
パズドラなど人気スマホゲームのアカウント売買が横行
SankeiBizによると、パズドラなど人気スマホゲームのアカウントを売買する行為が横行しているようです。「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」などスマートフォン(高機能携帯電話)ゲームのプレーヤーの経験値を上げたアカウント(利用資格)の売買がインターネットオークションで横行している。
引用元:人気スマホゲームでアカウント売買 違反横行…トラブル後絶たず (1/3ページ)
アカウントの売買行為は「リアルマネートレード」と呼ばれており、トラブルが起きやすいため大半のオンラインゲームでは禁止されています。
もちろんパズドラやモンスターストライクといった人気スマホゲームも例外ではなく、利用規約にリアルマネートレードを禁止すると明記されていますが、誰も見ていないのかYahoo!オークションなどでアカウントが高額で売買されており、例によってアカウントを購入したにも関わらず、利用できないといったトラブルも続出しているそうです。
一体いくらで取引きされているのか
興味本位でどれぐらいで取引されているのか調べてみました。調べる前はせいぜい数万円だろうと思っていましたが、やっぱりそれぐらいで取引されているようです。
ただ、これは現在出品中のものでまだ売買が終了していません。ここから上がっていくのかと思うとちょっとゾッとしますね・・・。とは言ってもどれぐらいで売買されているのか気になるので既に売買が成立しているものも見てます。
データによって価格に幅があるようで、1円のものから1万円までで取引されているものがほとんどでした。学生に人気ということでバイト代で買えるぐらいの値段が相場になっているのかもしれませんね。
恐る恐る最も高額で落札されたアカウントを見てみるとなんと100万超え・・・。7万8000円から開始され、たった7日間で100万を超えるとはなんとも異常ですね・・・
さすがに100万超えはこれだけですが、他にも80万や50万、30万といったかなり高額で取引きされたアカウントはいくつもあるようです。
ただ、黒猫のウィズやモンスターストライクといったスマホゲームのアカウントは上限が5万円〜8万円と少し良心的とも思えるものになっていました。やはりパズドラの人気はちょっと飛び抜けているのかもしれませんね。
パズドラはRMTに関係するアカウントを強制停止
これだけ高額で落札したデータが使えないとなると、ちょっと気の毒にもなってしまうわけですが、パズドラではリアルマネートレードで取引きされたアカウントについてはゲームデータを停止する措置をとっており、利用規約でも明記されています。2年前に問題となったコンプガチャについては運営側に問題があったのに対し、今回のアカウント売買に関してはユーザー側の責任だなと感じました。複雑な利用規約ならまだしも、誰でもわかるように短い利用規約になっていることを怠り、購入したアカウントが使えなくてもその人にかける言葉は馬と鹿しかありません。
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