Firefox OSを搭載した「Flame」には、1GB(1024MB)のRAMが搭載されていますが、実はこのRAM容量を仮想的に変更することができます。
開発者向けの端末ということで、自作したアプリの推奨メモリを決めるのにとても便利な機能だと思います。また、Firefox OSは性能の低い端末でも快適に動作するとアピールされているため、興味本位としてどれぐらいのRAMでどれぐらい動作するのかも気になるところですよね。
今回は、FlameのRAM容量を変更する方法を画像付きでわかりやすく紹介します!
RAM容量を変更するには、adbのインストールが必要
FlameのRAM容量を変更するにはadbのインストールが必要になります。Firefox OSの開発者向けページにはadb単体のインストール方法が紹介されていますが、Android SDKをインストールするとadbも一緒にインストールされるのでわからない方は以下のリンク先からAndroid SDKをインストールすると良いでしょう。
ちなみに、「Download Eclipse ADT」というボタンが1番目立ったところにあるので、これをクリックしてしまうかもしれませんが、Eclipseも一緒にダウンロードされてしまうので不要な場合は、「GET THE SDK FOR AN EXISTING IDE」をクリックして表示される「Download the stand-alone Android SDK Tools for Mac(Windows)」からダウンロードしましょう。
Android SDKをダウンロードしたら、「.bash_profile」にplatform-toolsのパスの追加を忘れずにやっておきましょう。
Macの場合は、ターミナルを起動して、「cd ~」でホームディレクトリに移動します。「pico .bash_profile」を実行後、パスを追加してControl + O→Enter→Control +Xを実行すればOKです。
Windowsの場合は、「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」をクリックして以下のウィンドウが表示されたら、「環境変数」をクリックしましょう。
システム環境変数の「Path」→「編集」の順でクリックして、platform-toolsのパスを追加しましょう。
いずれの場合もパスを追加したらPCの再起動を忘れずに。
FlameのRAM容量を変更してみる!
FlameのRAM容量を変更するには、fastbootというモードで起動する必要があるので、FlameとPCをUSBで接続して「adb reboot bootloader」を実行します。すると、Flameがfastbootで再起動します。こんな画面が表示されればOK。
とりあえず、現在のRAM容量を見ておきましょう。「fastboot getvar mem」を実行します。
最初は必ずautoが設定されているかと思います。
ようやくRAMの容量を変更します。「fastboot oem mem N」を実行します。Nは0または256〜1024の数字に置き換えてください。以下はRAMの容量を512MBに変更した例です。
変更したら「fastboot reboot」を実行して通常モードでFlameを起動します。
512MBでゲームやTwitter、Facebookなどのアプリを動作したり、ブラウジングしたりしていたんですが、auto時の動作とほとんど変わらないなーという印象でした。
今度は、256MBに変更してみます。
すると、512MBとは違って動作がめちゃくちゃ重い・・・Twitterは起動した途端に落ちるし、Facebookもスクロール操作で落ちます・・・。Firefox OSとは言えど、256MBはかなりキツい感じでした。
ということで、FlameのRAM容量を変更する方法でした!ぜひお試しあれ!
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