2018年発売と発表されながらもAppleが求める基準を達成できず、開発中止が発表されたワイヤレス充電マット「AirPower」
最近になってiPhoneのフルワイヤレス化を見据えて開発再開が報じられていたが、最新のレポートによるとA11チップを搭載することで障壁となっていた発熱問題をクリアするかもしれない。
今年前半に発売との噂も
Apple関連のリーカーJon Prosserが、新型コロナウイルスの影響で在宅ワークによる開発を続けるエンジニアチームの一員から入手した未発表製品“C68”の情報を写真付きで伝えている。
“C68”はAppleが一度は開発を断念した「AirPower」のようだ。「AirPower」はiPhone、Apple Watch、AirPodsの3台を同時充電できるワイヤレス充電マットとして発表されたものの、発熱などさまざまな問題によって製品化が困難になったとされている。
今回のレポートによれば、独自の充電方式を採用したApple Watchは、より多くのエネルギーが必要でApple Watchと他のデバイスを同時に充電すると充電マット全体の温度が上昇して火を吹くこともあったという。
しかし、A11チップを内蔵した新しいプロトタイプでは、充電マットと製品が触れる特定領域の充電コイルのみに電力を供給するほか、高温の場合は待機状態に温度を落とすことが可能に。
発熱問題が解消されれば製品化に一歩近づくことになる。“C68”がいつ発売されるか、製品化されるかもわかっていないが、Appleの未発表製品に関して最も信頼できるMing-Chi Kuoは小型のワイヤレス充電マットの今年前半の発売を予想している。
While working from home, engineers on Apple’s ‘Sharing and Proximity’ team are receiving prototype units of something called “C68“.
— Jon Prosser (@jon_prosser) April 10, 2020
They are being asked work on software communication between devices for a “future product” that has an A11 inside to “dynamically manage heat”. pic.twitter.com/q4UvnF4ksx
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