延期を経てついに配信開始となったベータ版のAndroid 11
ベータ版はデバイスが正常に動作しないエラーや欠陥が含まれていると案内されているが、決済アプリ「Google Pay」も例外ではないことがわかった。
新しい電源メニューを利用できず
Android 11の重要な機能の1つとして刷新された電源メニューがある。
Android 10までは電源オフや再起動、緊急通報などに限定されていたが、Android 11では電源ボタンを長押しするとGoogle Payに登録した決済機能やGoogle Homeアプリに登録したスマート家電、航空券などに素早くアクセスできるようになる。
早速試してみようと思い手元のPixel 3 XLにベータ版Android 11をインストール。Google Payを起動したところ決済機能を追加するよう促されたが“店舗でのお支払いに利用するための設定を完了できませんでした”と表示されてクレジットカードを追加できなかった。また、登録済みのクレジットカードを非接触型決済用に設定することもできない。
では、利用頻度の多いモバイルSuicaはどうか。
予想に反してSuicaは正常に動作した。Android 10ではモバイルSuicaアプリを起動することもできなかったが、Android 11ではSuicaの新規発行、チャージ、決済、モバイルSuicaアプリの起動も可能だ。
ただ、Suicaは刷新された電源メニューに対応していない。残念ながら電源ボタンを長押ししてもSuicaは表示されなかった。新しい電源メニューがNFCの非接触決済をサポートすることはわかっているが、Suicaを含むFeliCaに対応するかはわからない。
なお、ベータ版のインストール前に追加した決済機能についてもインストール直後は機能するものの数時間で利用できなくなるようだ。ベータ版をインストールする方法でも書いたとおり、こういったことがあるため、いつも使っているデバイスにベータ版をインストールすることはおすすめしていない。
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