Googleが開発者向けにリリースしたばかりのデベロッパープレビュー版Android 12では片手操作の改善がようやく実施されるようだ。
すでにお伝えしたiPhoneの簡易アクセスのように画面が下にスライドする方式の片手モードに加えて、片手操作に最適化された新しいユーザーインターフェース“Silky Home”が発見された。
第2の片手操作の改善アップデート
Android 12で追加される“Silky Home”は、SamsungのOne UIのように操作可能な項目や要素を指の届く範囲に寄せることで片手操作しやすいように改善した新しいインターフェース。
スマートフォンの画面が巨大化していくなかで片手操作の改善アップデートは多くのユーザーから歓迎されそうだ。
残念ながらSilky Homeが適用されるの設定画面だけで連絡先やメッセージ、電話といったOS標準のアプリには適用されないが、記事を書いてるのはデベロッパープレビュー版の初期段階のため、今後のアップデートで適用範囲が拡大される可能性はある。
また、デベロッパープレビュー版のAndroid 12をインストールしただけではSilky Homeは利用できず、PCに接続してから“adb shell settings put global settings_silky_home true”を実行しなければいけない。
残念ながらこういったフラグをオンにしなければ使えない隠し機能は正式版で追加されない可能性は高いが期待したい。