待ち受けや壁紙に設定したお気に入りの画像から色を抽出して、ウィジェットやロック画面、通知、各ボタンなど、スマートフォン全体の色合いを変更する「ダイナミックカラー」はAndroid 12のなかでも人気の高い機能です。
数週間後にデベロッパープレビューのリリースが予想されるAndroid 13では、鮮やかな色合いから落ち着いたグレースケールに近い色合いまで、より広い範囲のカラーをカバーするダイナミックカラーが開発されているようです。
最大16種類のカラーパレットを用意?
Android Policeが信頼できる情報筋から得たAndroid 13で追加される新しいダイナミックカラーのスクリーンショットを公開しました。
Android 12のダイナミックカラーは、壁紙から色を抽出して最大4種類のカラーパレットを作り出しますが、Android 13では4つのスタイルが追加されることで、最大4×4=16種類のカラーパレットを選べるようです。
4つのスタイルは、現在も利用できるデフォルトのカラーパレット「TONAL_SPOT」、デフォルトに似ているもののサブカラーにわずかな違いのある「VIBRANT」、背景に含まれていない色を活用して、より広い範囲のカラーパレットを作る「EXPRESSIVE」、彩度の低い落ち着いたモノクロームの「SPRITZ」が開発されているとのこと。豊富なカラーパレットが用意されることで、より自分好みのスマートフォンにアレンジできるようになります。
なお、SamsungのAndroid 12ベースのインターフェース「One UI 4」では、ダイナミックカラー機能をフルに利用することはできず、ソニーが公開しているAndroid 12の新機能紹介ページにもダイナミックカラーについての言及はありません。
Android 13では、より多くのスマートフォンでダイナミックカラーが対応することも期待したいです。
ダイナミックカラーの強化に加えて、お菓子コードネーム“ティラミス”のAndroid 13では、QRコード読み取り機能のショートカットやタップによるメディアの転送機能、アプリごとの言語設定、iPhoneのようにユーザーの事前許可が必要な通知のオプトイン化などが噂されています。
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