eSIMは物理的なSIMカードを必要とせず、スマートフォンの画面を操作するだけで携帯回線を利用できるとても便利なものですが、1つの欠点は機種変更するときや別の端末で携帯回線を利用するときにいちいち再発行が必要になることです。
eSIMをいち早く導入したAppleは、昨年リリースしたiOS 16にeSIMのワイヤレス転送機能を追加したことで機種変更の手続きがとても簡単になりました。
Androidでは、まだ再発行が必要ですが、GoogleはeSIMのワイヤレス転送機能の開発に取り組んでいるようです。
最新ベータ版から見つかる
Googleが公開した最新のベータ版Android 13を解析したおなじみのMishaal RahmanがeSIMのワイヤレス転送機能と物理的なSIMカードをeSIMに変換する機能を発見しました。
eSIMのワイヤレス転送機能がOSで標準サポートされれば、例えばXperiaからPixelに機種変更する時にもカンタンにeSIMを転送できる可能性があります。
ただし、同氏は端末館のeSIMの転送はeSIMの仕様で定義されていないことから、どの端末が対応するかは不明としつつも、少なくともPixelからPixelにはeSIMの転送が可能になるのではないかと予想しています。
なお、今回発見されたeSIMのワイヤレス転送とSIMカードのeSIM変換機能は、契約しているキャリアがサポートしている必要がありますが、2022年1月時点ではKDDIのauとUQ mobile、povo2.0、楽天モバイルに限られています。
I don't think transferring eSIM profiles between devices is defined in the eSIM spec, so I don't know which devices will support this. I'm guessing you'll be able to at least transfer eSIM profiles between Pixels.
— Mishaal Rahman (@MishaalRahman) January 9, 2023
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