物理カードを必要としないeSIMは、SIMカードの到着を待つ必要がないため、ネットで申し込みしてから最短数分でスマホをネットに繋げることができます。
一方、機種変更時など別の端末で利用する場合、SIMカードは専用のピンを使って入れ替えるだけですが、eSIMの場合はオンラインにて再発行して、設定用のQRコードをスキャンするなど手間がかかります。
この手間を解消する新機能としてiOS 16では、Bluetoothを使ってiPhoneから別のiPhoneへeSIMを転送できる機能が追加されます。
携帯電話事業者の対応が必要に
iOS 16では、設定画面の「モバイル通信」→「eSIMを設定」に進むと、従来のQRコードを使用したeSIMの設定に加えて「別のiPhoneから転送」を選ぶことができます。
eSIMを転送するには、iOS 16にアップデートした2台のiPhoneが近くにあり、Bluetoothをオンにして画面ロックを解除する必要があるとのこと。
@MacRumors it looks like in iOS 16, you can transfer eSim Cards from one iPhone to another using Bluetooth. This previously wasn’t the case and you had to just get a new esim card from the carrier in question. pic.twitter.com/emWz6F7ObP
— Carson (@carsonwaldrop) June 8, 2022
MacRumorsによれば、この新機能はアメリカやイギリスなど複数の国で利用できるものの、Bluetooth転送機能に対応したeSIMのみが利用できるそうです。
iOS 16が秋に正式公開されるまでに日本の各事業者もBluetooth転送機能に対応することを期待しましょう。なお、eSIMはiPhone XS以降の機種で利用可能。iPhone 13シリーズの4機種はデュアルeSIMにも対応しています。
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