Androidのウィジェット機能には、iOSよりもはるかに長い歴史がありますが、iPhoneのようにロック画面にウィジェットを配置することはできません。
かつてはロック画面ウィジェットを利用できましたが、わずか2年で廃止になり、現在は時間や日付、通知などスナップショットだけに許された特権になっています。
ロック画面ウィジェットの復活は待望とされる機能で、今年に入ってからベータ版で存在が発見され、ベータ版Android 15の登場によってさらなる詳細が明らかになりました。
スマホのロック画面ウィジェットはAndroid 15では登場せず?
これまでの報告によると、ロック画面ウィジェットはロック画面を右端から内側に向かってスワイプしてアクセスできる「共同スペース」で利用できることがわかっています。
残念ながら共同スペースはすべてのAndroidデバイスからアクセスすることはできず、Pixel Tabletなどドッキングが可能なタブレットで利用できる「ハブモード」に対応したデバイスに限定されるようです。
リリースされたばかりのベータ版Android 15から設定画面のハブモードにて、2つのトグルスイッチが追加されることをAndroid Authorityが発見しました。
1つはロック画面にウィジェットを表示するスイッチで、もう1つはすべてのウィジェットをロック画面に表示する機能です。
ロック画面ウィジェットに対応するアプリは、Android 4.2 Jelly Beanで追加されたKEYGUARDを設定したものに限定されるとされていたので、後者のスイッチは特に嬉しい機能です。
例えば、後者のスイッチをオフにすると、バッテリーやカレンダー、時計、Gmailなどの限られたウィジェットだけが共同スペースに表示されますが、スイッチをオンにすると、Chrome、翻訳、YouTube Musicといったウィジェットまで表示可能になります。
サードパーティのアプリまで含めると、さらに多くのウィジェットも表示できることが予想されます。
いずれにしても共同スペースで利用できるロック画面ウィジェットは一部のタブレットでしか利用できず、多くの人が期待している機能にはならないようです。
ただし、以前にも報告されていたように他のウィジェットが特権を有するスナップショットのように振る舞うことで、スマートフォンのロック画面でも好きなアプリのウィジェットを配置できる可能性はあります。
それでも現時点でベータ版から具体的なコードが発見されていないことを考えると、今年の夏秋ごろに登場するAndroid 15では利用できない可能性があります。
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