アンカージャパン、Anker 736 Chargerの異常出力について特殊環境のみ。通常使用では安全と案内
アンカー・ジャパンは、6月23日に発売した「Anker 736 Charger(Nano II 100W)」(製品型番:A2145)について、3Aケーブルを使用して充電した場合、通常なら60W出力に制限されるところ、100W出力を検知したという指摘について、法的に求められているPSE認証を取得し、通常使用においては再現性がないことから安全に使用できるとの見解を示しました。
使用に懸念がある場合は返金対応を実施
「Anker 736 Charger(Nano II 100W)」については、過電流に対する保護機能の動作状況を確認した際に、3Aケーブルを接続した際に有効になる60W制限が適用されず、100Wを供給すると指摘されていました。
USB-PDでは60W以上の電力を供給する場合、5Aケーブルが接続されている必要があるため、3Aケーブルで100Wが供給する動作が規格違反であるとし、ケーブルの設計を超えた電流が流れてケーブルを破損させる可能性や出火の可能性があり、デバイス破損の可能性もあることから、かなり危険な状態であると伝えていました。
この指摘に対してアンカー・ジャパンは、「Anker 736 Charger(Nano II 100W)」が急速充電器の規格・販売に係る法的要件は全て準拠しており、デバイスの充電など通常の使用においては問題はなく、電源負荷装置を使用しての特殊な環境下においてのみ再現性のある事象と説明しています。現時点で事故報告もないとのこと。
ただし、特殊環境においては事象の再現が可能であることを鑑みて、本日以降(2022年7月5日以降)に製造する製品については、さらに安全に使えるよう特殊環境においても出力を制御する仕様にアップデートするとしています。
PC等の充電など一般的な使用の範囲では同様の事象は発生しないものの、すでに購入したユーザーの中で懸念がある場合は、カスタマーサポートの窓口にて製品購入後30日以降でも返金対応を行うと案内しています。
- 電話番号(平日 9:00-17:00):03-4455-7823
- Eメール:support@anker.com
コメントを残す