Appleは現地時間22日に開発者向けのビッグイベント「WWDC 2020」を開催し、iOS 14など今年秋に正式配信するソフトウェアを先行発表する予定だ。
Bloombergによれば、同イベントではMacに搭載するチップセットの移行計画が発表される可能性があるという。
描画性能と機械学習で大幅な性能アップ
Bloombergが事情に詳しい複数の関係者から得た話としてMacに搭載するチップセットの移行をWWDCで発表する準備が進められていると伝えた。
独自チップはソフトバンクが2016年に買収したARM社からライセンス供与された技術を採用するARMベースになるという。
Mark Gurmanによると、AppleはCPUだけではなく独自のGPUやニューラルエンジンも開発しており、独自チップを使った社内テストでは現行のインテル製チップに比べて描画性能と機械学習において大幅な改善が見られたという。
Inside Apple, tests of new Macs with the Arm-based chips have shown sizable improvements over Intel-powered versions, specifically in graphics performance and apps using ML. Apple also doing own GPUs and Neural Engines in addition to CPU.
— Mark Gurman (@markgurman) June 9, 2020
ARMベースの独自チップを搭載した新型Macは2021年発売となるようだが、開発者向けのビッグイベント「WWDC 2020」にて発表することで開発者に十分な対応期間を与えられる。
チップの移行は数ヶ月先となるため、発表のタイミングが変わる可能性もあるとのことだが、当日はソフトウェアだけでなくハードウェアにも大きな注目が集まりそうだ。
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