Appleが日本時間10月14日(水)午前2時からオンラインイベント『Hi, Speed』を開催することを正式発表した。
オンライン限定のイベントではシリーズ史上最多となる4機種ラインナップの「iPhone 12」シリーズなどが発表される可能性が高い。
今年はオンラインでイベントを開催
毎年9月に開催されるスペシャルイベントは世界中から記者を集めてApple Park内に建設された1000人収容のスティーブジョブズシアターで開催されていたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンラインでの開催になる。
また、iPhone 12シリーズの開発が遅れたことからiPad Air4とApple Watch Series 6、Apple Watch Series SEが発表された9月と今回の10月の2回に分けて開催される。
オンラインイベントは日本時間10月14日(水)午前2時から開始。カレンダーでは4時までの開催となっているが先月のイベントはわずか1時間で終了した。イベントの模様はAppleのサイト上で視聴できる。
発表が期待される新製品・新サービス
オンラインイベントでは、新しいApple WatchやiPadといったおなじみの製品だけでなく、紛失防止タグの「AirTag」やAppleブランド初となるオーバーイヤーヘッドフォン、HomePodのコンパクトモデルなどの発表が噂されている。
AirTag
まったく新しい新商品として「AirTag」が発表される可能性がある。
iPhoneと連携した紛失防止タグでサイフやカギなどにつけると落とした時の場所を地図上またはARで確認したり、「AirTag」から離れるとiPhoneに通知が届いて紛失自体を防止できるようだ。
また、U1チップが搭載されることで数センチの誤差で位置情報を検出できるUWB(Ultra Wide Band)に対応するとの噂やiOS 14の新機能である「App Clips」と連携するとも報じられている。
U1チップは昨年発売されたiPhone 11や先月発売されたApple Watch Series 6にも搭載されている。
オーバーイヤーヘッドフォン
Appleブランド初となるオーバーイヤーヘッドフォン「AirPods Studio」の発表も噂されている。
「AirPods Studio」は楕円形のイヤーカップを薄い金属製のアームで繋げたレトロな外観でマグネットによってイヤーパッドとヘッドバンドのパッドを付け替えできるという。
ヘッドフォンはシンメトリー(左右対称)のデザインながら左右の向きが固定されているため、左右間違って装着する問題が発生しがちだが、新しいセンサーを搭載した「AirPods Studio」は左右の向きを自動検知してチャンネルを入れ替えることで左右向きを気にせず音楽を楽しめるとのこと。
AirPodsブランドの特徴であるカンタンなペアリング機能やSiriによる音声操作をサポートするほか優れたノイズキャンセリング機能や限定されたタッチ操作にも対応するそうだ。販売価格は349ドルと報じられている。
HomePod Mini
Appleは高額でニーズが合わず、売れないホームミュージックスピーカー「HomePod」の方針を大きく変えるかもしれない。
「HomePod Mini」とされる新型モデルはスピーカーの搭載数など性能と価格を抑えてGoogle Home MiniやAmazonのEchoと同じ路線に軌道修正するようだ。
リビングだけでなく寝室や書斎、キッチンなど様々な場所に置けるかもしれない。通常のHomePodと組み合わせることでステレオ環境を構築したり、低音を奏でるウーファーとして利用できれば面白そうだ。
iPhone 12
最も大きな注目を集めるのは新型iPhoneはこのイベントでの発表が確実視されている。
これまでの噂によればiPhone 12シリーズは史上最多となる4機種をラインナップ。すべてのモデルが超高速通信技術の「5G」に対応するだけでなく有機ELディスプレイを搭載するとのこと。
画面サイズは5.4インチ、6.1インチx2、6.7インチの3種類。初代iPhone SEとiPhone 8の中間サイズで価格も安くなりそうな最少の「iPhone 12 mini」には人気が集中するかもしれない。
デザインも大幅に変わる可能性がある。iPhone 5またはiPad Proのようなフラットディスプレイとメタルフレームを採用するとのこと。新色としてネイビーブルーが加わるとの噂もある。イベント直後に予約受付を開始するとの報道もあるがどうか。
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