日本時間12月1日、Appleが最新版のソフトウェアアップデート「iOS 17.1.2」と「iPadOS 17.1.2」の配信を開始しました。
iOSおよびiPadOSのアップデート画面には「このアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザーに修正されます。」と概要だけ説明されていますが、リリースノートにはより詳細な内容が書かれています。
Safariをはじめとしたブラウザの脆弱性を修正
Appleが公開したリリースノートによると、iOS 17.1.2のセキュリティ修正は、Safariなどのウェブブラウザで使用されているレンダリングエンジンWebKitの脆弱性です。
機密情報が公開される可能性および任意のコードが実行される可能性があると案内されており、いずれもiOS 16.7.1より前のバージョンで、悪用された可能性があるとのことで早急なアップデートが推奨されるものです。
なお、AppleはiOSにおけるすべてのブラウザアプリに対して、WebKitの利用を義務付けることですべてのブラウザアプリに不具合が及ぶことから、セキュリティリスクにさらされていると政府のデジタル市場競争本部は指摘しています。
合わせて公平・公正な競争機会が阻害されていることから、Appleに対してすべてのアプリに自社ブラウザエンジンの利用を義務付けることを禁止すべきと結論づけています。
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