Appleは今年発売したiPhone 15シリーズが次世代のワイヤレス充電規格「Qi2」に対応し、MagSafeと同じようにマグネットを活用した最大15W出力の高速充電も可能なことを案内しています。
しかし、今週または来週にも配信が期待されるiOS 17.2のアップデートを適用することで、過去に発売されたモデルもQi2に対応することが明らかになりました。
MagSafeよりも安く速いワイヤレス充電が可能に
Appleが配信をスタートしたiOS 17.2 RCのアップデート内容が書かれているリリースノートにて、iPhone 13シリーズおよびiPhone 14シリーズがQi2をサポートするとの記述が確認されました。
次世代のワイヤレス充電規格「Qi2」は、MPPと強化されたEPPの2種類があり、MPPではマグネットを活用することで、適切な位置でワイヤレス充電を継続することができます。
マグネットを活用したワイヤレス充電は、すでにMagSafeで実現されていますが、標準規格のQi2では、より安くワイヤレス充電器を手にすることができ、1台でiPhoneとAndroidを充電できます。ただし、残念ながら現時点でQi2に対応したAndroidスマートフォンは存在せず、年明けに発表されるGalaxy S24シリーズや対応確実とされる次期Pixelスマートフォンに期待がかかります。
AppleはiPhone 15シリーズが最大15W出力で充電することを明らかにしていますが、iPhone 13シリーズ、iPhone 14シリーズでも同じ出力に対応するかはわかりません。差別化または技術面で7.5W出力に制限されるかもしれません。
なお、9to5Macが公開しているiOS 17.2のリリースノートでは、新しいジャーナルアプリの追加、アクションボタンに翻訳機能の割り当て追加、iPhone 15 Proおよび15 Pro MaxでApple Vision Proで再生できる空間ビデオ撮影と望遠カメラのフォーカススピードの向上、一部の車でワイヤレス充電できない問題が修正されるとも書かれています。
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