今秋に正式リリースされるであろう次期iOSとmacOSでは、多数の新機能を先送りし、安定性と信頼性の改善・向上を優先したアップデートになると報じられたが、iOSアプリをMacで動作せるビッグな新機能は予定どおり提供されるようだ。
品質改善が優先もビッグな新機能が登場
Appleが品質・パフォーマンス・信頼性を改善するために開発リソースをシフトさせていると複数のメディアが報じたが、新たにユーザーが満足できる新機能の開発にも取り組んでいるとの情報をAxiosが伝えている。
Appleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長であるクレイグ ・フェデリギが2018年1月初期に開催したミーティングで次期「iOS 12」に搭載するはずだった一部の新機能を先送りすると伝え、次期macOSについてもシステム起動とロック解除時のパフォーマンスを改善するという。
確かにHighSierraになってからシステム起動が非常に遅く、ロック解除のレスポンスが遅いため、ロックオン→ロック解除を繰り返すことが多くなっていたため、実現すれば歓迎されるアップデート内容になるだろう。なお、Apple WatchやApple TVについては新機能の先送りなどの影響を受けないようだ。
品質改善を優先しながらも追加されるビッグな新機能とは、昨年12月に報じられた1つのソースコードでiOS/macOSをサポートし、複数のデバイスで動作できるというものだ。カンタンに言えばiPhoneアプリがMac上でも動作することになる。開発者は管理するソースが減り、OSまたはデバイスごとにアップデートを適用する必要がなくなるため、アップデートの適用時間が短くなるため、ユーザーと双方に大きなメリットを生む。
なお、「iOS 12」で先送りされる新機能については以下の記事で詳しく伝えている。
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